釈迦ヶ岳　　（三ツ峠山より撮影）

中央自動車道一宮御坂ＩＣを降りたら御坂バイパスを河口湖方面へ進みます。
すぐに八幡橋南詰があるので、これを右折し、尾山の交差点も直進して道なりに進む。
大野寺を左折して約１．５キロ先で県道３７号線に突き当たるので、
これを左折して道なりにずっと進んでいきます。
道はウッドストックＣＣを通り越し、段々と高度を上げていく。
やがて新鳥坂トンネルを潜ると下り坂となり、下りた所が上芦川の三差路となるので、
すずらん畑への案内板にしたがって左折します。
上芦川の集落を抜けて暫く行くと、左斜めへ林道が延びているので、路肩の広い所に車を止めます。

ダートの林道を頑張って登って行ってもトータルの歩く距離は変わらないので、
無理に林道の終点まで行く必要はありません。適当なスペースに車を止めた方が無難です。

林道の終点に数台、途中にも駐車スペースがあります。

出発
今週末も天気が良さそうなので山梨百名山の一つである釈迦ヶ岳に登ろうと中央高速を走り、芦川の登山口へ向かった。林道に入って適当な場所に車を止めて、朝まで寝る。

駐車スペース〜日向坂峠
日の出より行動を開始し、準備が出来たら水ヶ沢林道まで戻って日向坂峠（ドンベイ峠）を目指す。本当は山頂へ直接向かった方が早いけど、天気予報では明け方までは曇りなので、時間稼ぎに遠回りして山頂に向かう作戦だ。左手に釈迦ヶ岳の鋭い山頂を見ながら水ヶ沢林道を歩いていくと、後ろから犬が走ってきて、睨みながら走り去って行った（私にかまっている暇はなさそうだった）。３０分程進むとスズラン畑の入口となり、寄ってみようかと思ったけど、まずは釈迦ヶ岳に登ろうとスズラン畑を通り越して先へ進む。日向坂峠に近づいた頃に後ろを振り返ると、朝日を浴びた悪沢岳が見えてきて、予想外の天気の良さに、早く山頂に立ちたいと心がはやってしまう。林道を登り切った所が日向坂峠で、右へ行くと黒岳。釈迦ヶ岳は左の登山口から入って行く。

日向坂峠〜釈迦ヶ岳
クヌギが生い茂る登山道を稜線まで登ると、反対側の甲府盆地が見えてきた。予想に反してガスで真っ白になっていて何も見ることが出来ない。雲が下界から上がり始めているようで、時間差作戦は失敗だったようだ。もう焦ってもしょうがないので、じっくり登ることにした。日向坂峠から３０分程登ると三角点のある府駒山に到着したが、展望は全く無いので通過する。府駒山から鞍部まで下りながら、行く手に釈迦ヶ岳が高く聳えているのが見える。あれを直登するには、かなりの急登が待っているのだろう。鞍部から小さなピークを越えていくと、いよいよ山頂への登りが始まる。急に岩肌を現し始め、木や岩に掴まりながら登っていくと、呆気ない程に山頂に飛び出した。

釈迦ヶ岳〜スズラン畑
岩がゴツゴツした細長い釈迦ヶ岳の山頂からは富士山が間近に見え、悪沢岳や赤石岳もハッキリと見えるが、北側の甲州側はガスに覆われて真っ白となっている。しかし遮る物のない山頂は気分が良く、大きな富士山を見ながら食事をする。予定時間よりも早く到着したので、のんびりと山頂の岩の上で寝そべりながら至福の一時を過ごしたら、下山を開始する。急な岩場を慎重に鞍部まで下ったら、稜線から外れて薄暗い樹林の中の登山道を降りていく。赤いテープの目印を追いながら進んでいくと、また呆気なく林道に出てしまった。林道を降りて車まで戻ったら時間が余ったのでスズラン畑に寄ってみることにする。朝、日向坂峠まで登ってきた道を車でアッと言う間に通過すると、大きな駐車場のあるスズラン畑だ。早速、車を止めて畑へ行ってみると、時期がまだ早かったようで、小さなスズランが少ししか咲いていなかった。畑を一周してから車に戻って温泉に行く。温泉に着くと営業時間には３０分程早かったので、適当に時間を潰していたら、おじさんが少し早めに温泉に入れてくれた。お陰で一番風呂を味わうことができた。
　
反省
今回の山行は林道歩きが長く感じられたが、釈迦ヶ岳はアッと言う間に登ってしまったような気がする。最近、どうも体の調子が良いようで、この分だと何時間も歩けてしまいそうだ。天気は思ったよりも良くなく、もうそろそろ夏山の季節になってしまうのだろう。

釈迦ヶ岳からの展望