鹿岳 (塩沢付近にて撮影)

                       


                          

山行No 037
山行日 1997年08月02日(土)
天候 晴れ
気温 暑かった
日ノ出 04:49
日ノ入 18:45
最大標高差 575m (駐車場440mm→二ノ岳1015m)
コースタイム 180分
山で会った人 0人
メンバー 単独行

440m 駐車場 6:22
↓ 80分 90分
鞍 部 7:52 8:00
↓ 10分 7分
一ノ岳 8:07 8:26
↓ 5分 6分
鞍 部 8:32
↓ 20分 13分
1015m 二ノ岳 8:45 9:02
↓ 15分 13分
鞍 部  9:15
↓ 50分 57分
440m 駐車場 10:12

                       

上信越自動車道下仁田ICを降りて最初のT字路を左折し、下仁田方面へ向かう。
下仁田駅を過ぎたらT字路となるので左折します。
南牧川に沿って道なりに進み、小沢橋を右折して大久保の集落を過ぎた辺りの
道路の左側に駐車場があります。


                    

登山口付近の駐車場(無料)
約15台駐車可
路肩の広い所が駐車場として整備されています
登山口は10分程先にあります。


                               

甘楽温泉 甘楽町総合福祉センター かんらの湯
群馬県甘楽郡甘楽町大字白倉1395−1
TEL:0274−74−5700
駐車場:100台
営業時間10時〜20時
入浴料:600円
泉質:ナトリウム−塩化物強塩冷鉱泉
種類:大浴場(ジェットバス、打たせ湯、寝湯)、露天風呂
コメント:福祉センターなので、老人が多いです。
オススメ度:


                            

出発前
 いよいよ8月になり、暑さが苦手な私にとってイヤな季節になってしまった。従って山も涼しそうで、登りやすい山にしようと色々検討した結果、登山時間の短い稲含山と近くにある鹿岳の2つの山に挑戦することにした。しかし予想に反して厳しい夏との戦いになろうとは思いもしなかった。

稲含山
 1人で初めて関越自動車道に乗り、下仁田ICまで車を走らせた。まだ車の少ない一般道から稲含山へと続く林道を進んでいき、今日の寝床である登山口に到着した。まだ日の出までは時間があるので、車の中で寝ていようと横になったが、もう暑くて寝苦しい夜をだった。夜が明けて少し朝寝坊をして起きると、準備を済まして登山口から稲含山の山頂を目指して歩いていく。登山道は草ボウボウになっており、しかも朝露に濡れている。それでも10分程ヤブを漕いで登っていくが、これからずっとヤブ漕ぎをしていくのかと思うとイヤになり、また足下がまったく見えないから転ぶし、ヘビがいそうなので、悔しいけど稲含山は断念し引き返した。そしてもう1つの山である鹿岳に向かって車を走らせる。

登山口〜鹿岳一ノ岳
山間の一般道を走って行くと、山々の間から鹿岳の尖った山頂部が見えてきた。あの山頂にこれから立つのかと思うと緊張してくる。
登山口そばの駐車場に車を止めてさっそく登山を開始し、民家の間の登山口から、薄暗いジメっとした登山道を登っていく。それにしても暑くて、汗が次々に垂れてくる。周りはうるさいセミの声と、ブーンと飛んできてはぶつかる虫たち。足下には胴体の割には異常に足が長いクモ。少々ウンザリしながら樹林帯を1時間半ほど登っていくと一ノ岳鞍部へと着いた。ここで一息いれた後、まず一ノ岳を目指して登っていく。岩や木に掴まりながらの急な坂を登り切ると鹿岳一ノ岳の山頂だ。

鹿岳一ノ岳〜鹿岳二ノ岳
山頂は展望が良く、今までのジメっとした雰囲気を吹っ飛ばしてくれる。空気はそんなに澄んでいないが、西の方に空母のような荒船山が横たわっているのが望めて、この季節にしては良い展望だと思う。。そしてすぐ隣にはこれから登る二ノ岳が聳え、どうやってあの山頂まで登っていくのか不安だ。一ノ岳から鞍部まで下ると今度は二ノ岳に取りかかる。鞍部から少し登ると梯子が岩に架かり、それを登ると今度はロープが岩からブラ下がっている。ロープを信頼して岩をよじ登ると二ノ岳の山頂だ。

鹿岳二ノ岳〜登山口
もう汗ビッショリになり、誰もいない山頂で上半身裸になってシャツを乾かした。この山頂は一ノ岳よりも木が生い茂って展望は殆ど得られない。岩に腰掛けてひと休みしていると、虫達が寄ってくる。周りはセミだらけ、ハエやブヨがブ〜ンと飛んで来る。足下から大きなアリが這い上がってくる。虫たちの歓迎がいい加減煩わしくなったので下山を開始した。ロープと梯子を慎重に降りて鞍部まで戻る。鞍部からまた薄暗くジメっとした登山道を黙々と虫から逃れるように下って行き、クモやアブを除けながら登山口まで降りてきた。やっと虫たちから開放されて駐車場まで歩いていくと、屈んだ時にザックからカメラが落ちてしまい、レンズが割れてしまった(お札がヒラヒラヒラ〜)。帰りは甘楽町の温泉を道に迷いながらやっと見つけ、老人達と一緒に温泉に浸かった。

下山後
 今回の山行はイヤになるほど暑くて、鹿岳だけ登って結果的には良かった。この季節は暑いので登山時間が短い方がいい。もっと標高の高い山に登らないと、暑さに負けてしまいそうだ。それにあの虫の多さにはウンザリした。ブヨに足を刺されて赤く腫れ上がり、痒くて夜もグッスリ眠れない。早く冬になってほしいと切に願う。

鹿岳からの展望写真