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1 正しい選定をしてください。 コンベヤチエンの選定 |
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最大許容荷重内でご使用ください。コンベヤチエンに過度の荷重が加わると破断することがあります。チエンの構造、仕様を理解の上、必ず適正な荷重でご使用ください。 |
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コンベヤチエンは酸やアルカリの雰囲気で使用すると脆性破壊をおこすことがあります。正しい選定を行いご使用ください。 |
B |
コンベヤチエンは高温または低温では性能が低下し、場合によっては破断することがあります。正しい選定を行いご使用ください。 |
2 正しい取付をしてください。 |
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取付作業を行うときは、電源あるいは他の動力源を切り不慮にスイッチが入らないようにしてください。 |
A |
コンベヤチエンを垂直運搬装置等に使用する場合は、以下の項目を厳守してください。 |
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搬送装置の下部付近に、人は絶対入らないようにしてください。 |
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チエンが破断しても、人命や装置に重大な被害が発生しないよう落下防止装置を設置するなどして危険を防止してください。 |
B |
コンベヤチエンは装置のは芯出し不良、経年変化で偏荷重や偏摩耗により、破断したり破壊したりすることがあります。正しい取付を行ってください。 |
C |
コンベヤチエンを直接強打したり、バーナー等で直接加熱しないでください。性能が著しく低下し破断することがあります。 |
D |
コンベヤチエン及びスプロケットの再加工は危険です。 |
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熱処理されているチエン及びスプロケットに電気メッキなどを施しますと、水素脆性破壊の原因となりますので絶対に行わないでください。 |
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熱処理されているチエン及びスプロケットへの溶接は、熱影響による強度低下を招いたり破断の原因になりますので絶対に行わないでください。 |
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熱処理されているチエン及びスプロケットをトーチなどで加熱したり切断したりしたときは、その前後の熱影響を受けた部分を完全に取り除いてください。 |
E |
装置及び運転時には、絶対に人体が触れたりしないよう、安全カバー等を必ず設置してください。 |
F |
コンベヤチエンは、運転中に異物のかみ込み等がありますと、スプロケットから外れたり場合によっては破断することがあります。 |
3 保守は確実に実施してください。 |
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保守・点検を行うときは、必ず主電源を切って不慮にスイッチが入らぬよう安全対策をしてください。 |
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コンベヤチエンは給油や保守の適否により、寿命が著しく変わります。摩耗伸びでスプロケットに乗り上げ、破断することがありますので適切な給油、保守を行ってください。 |
B |
コンベヤチエン及び「スプロケットは消耗品です。適正かつ定期的な点検、交換が必要です。
なお、コンベヤチエンを交換するときは、一部分のみ交換して使用することは回避してください。全部を新品に交換してください。 |
4 コンベヤチエン、スプロケットの保管 |
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機械装置部品として取り扱ってください。荷おろし時の投げおろし等は、絶対に避けてください。また雨、露、粉塵等を避けて保管してください。 |