四阿山 (根子岳付近より撮影) |
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山行No | 117 |
山行日 | 2003年08月 3日(土) |
天候 | くもり |
気温 | |
日ノ出 | 04:50 |
日ノ入 | 18:44 |
最大標高差 | 814m (出合1540m→山頂2354m) |
コースタイム | 390分 |
山で会った人 | 50人くらい |
メンバー | 単独行 |
1590m | ダボス牧場駐車場 | 5:15 | ||
↓ 135分 | 113分 | |||
2207m | 根子岳 | 7:08 | 〜 | 7:35 |
↓ 30分 | 30分 | |||
2039m | 十ガ原 | 8:05 | ||
↓ 75分 | 65分 | |||
2354m | 四阿山 | 9:10 | 〜 | 10:06 |
↓ 40分 | 41分 | |||
2106m | 中阿山 | 10:47 | 〜 | 11:00 |
↓ 90分 | 52分 | |||
1540m | 車道出合 | 11:52 | ||
↓ 20分 | 20分 | |||
1590m | ダボス牧場駐車場 | 12:12 |
上信越自動車道上田ICを降りたら、国道144号線で菅平方面へ。
真田町を越えると菅平口で道が左右に分かれるが、左側の406号線で菅平方面へ進む。
右手に菅平湖を過ぎて、菅平の街中に入ってくるとT字路になる。
そのT字路を右折して、菅平国際ホテルベニバナ周辺より菅平高原CCへの道へ入っていく。
菅平CCの入口を過ぎ、道なりに進んでいくと、ダボス牧場があります。
ダボス牧場の駐車場 40〜50台駐車可
手前で駐車料金徴収されます。(私は帰り道で徴収されました。)
トイレ有り
真田温泉健康ランド ふれあいさなだ館 所在地:長野県小県郡真田町大字長7369-1 TEL 0268-72-2500 駐車場: 営業時間:10時〜21時30 入浴料:400円 泉質:アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性温泉) 種類:大浴場・露天風呂・気泡風呂・歩行湯・打たせ湯 コメント:この内容で400円とは大満足。 オススメ度: |
出発
前回の山行(金時山)は2月の冬山登山でしたが、今回は春を通り越して8月の夏山登山になってしまいました。最近夢の中に熊がよく出てくるので(最多出演者)、この季節は人の多い山に登ろうと計画した。やっぱり人が多い山といったら、百名山の山です。そこで信州の四阿山に登ろうと、関越自動車道で上田ICまで走らせた(上田まで結構遠かった・・・)。菅平のペンション街を抜けて行くと、登山口となるダボス牧場に到着。広い駐車場に車を停めたら、朝までグッスリと眠った。
ダボス牧場〜根子岳
今日の日ノ出時間は4:50。まだ寝足りない体を起こしたら、登山の準備にかかる。日の出時間が過ぎて、すっかり明るくなった頃準備が完了したので、久々(六ヶ月ぶり)に登山出発だ。熊除けの鈴をチャリンチャリン鳴らしながら、ダボス牧場の柵沿いの登山道を朝日を浴びながら登っていく。まず目指す根子岳山頂まで2時間以上も登りが続くので、ゆっくりしたペースを守って一歩一歩高度を上げていく。大きなの牛(たぶん食肉用)がいる牧場を離れると、いよいよ本格的な登山道になる。南斜面の登山道は、朝日を一杯浴びながら登っていけるので、気分は軽やかになってくるようだ。ゆっくりと高度を上げて登って行き、根子岳山頂部に取り掛かると樹林帯を抜けて、低い笹が生い茂る登山道を登るようになり、頭上には「ここまで登って来な!」と根子岳の山頂が見えている。残念ながら雲がやや多くなってきたようだが、吹き出てくる汗を拭きながら根子岳山頂に到着した。
根子岳〜四阿山
小さな祠のある静かな山頂から、これから登る四阿山が見えるけど、雲が北から次々に流れてくるので写真がなかなかうまく撮れない。雲は切れそうにもないので、根子岳山頂を後にして十ガ原へと下ることにする。山頂から下り始めると直ぐに登山道は左右が切れ落ちて狭くなってくる。振り返って根子岳山頂を見上げると、山頂部は巨岩でおおわれて、荒々しい姿をしていた。今まであんなすごい所に立っていたなんて、思ってもいなかった(無知は怖いもの知らず)。下方には十ガ原と呼ばれる鞍部が広がっており、上から眺めていると緑の絨毯に一本の登山道がクネクネと伸びているようだ。明るい登山道を降りていくと、いよいよ十ガ原となる。ここがこんなに気持ちの良い所だったとは知らなかったので、何だか得した気分になる。すぐに通過してしまうのが勿体無いような十ガ原を過ぎ、樹林帯へと入っていくと頭上にそびえる四阿山への登りが始まる。今までのカラっとした十ガ原とは大違いのジメっとした樹林帯の中の登山道は急登の連続で、再び汗が噴き出てくる。もういい加減疲れてくるまで登っていくと、ようやく四阿山の山頂に到着した。
四阿山〜ダボス牧場
大きな祠の脇をを抜けて岩場に荷物を降ろしたら、食事の準備を始める(食事といっても毎度のカップヌードル)。展望は良さそうだけどガスが多くなってしまい、遠くまで見ることが出来ないのが残念。食事をしていると次から次へと登山者が山頂に上がってきて、さすが日本百名山といった感じだ。四阿山の三角点はこの山頂には無く、隣のピークにあるそうなので、ザックはそのまま置いといて、隣のピークへ行ってみることにする。背中にザックが無いと、妙に体が軽く感じられ、ジャンプしたら2m位飛び上がれそうな気がしてくる(あくまで気持ちの問題)。山頂部の岩がゴツゴツした登山道を下って上り返すと、三角点のあるピークになる。三角点の他には何も無いので先程のピークへ戻ることにする(三角点を触れたというだけの自己満足)。戻ったピークにはさっきよりも人が増えて騒がしくなってきたので、下山することにする。稜線を少し戻ったら中四阿へのルートへの分岐となり、中四阿経由でダボス牧場まで下っていく。頭上から見える中四阿は岩が寄せ集まって出来たようなピークで、なかなか展望の良さそうだ。あまり背の高い木々が多くない明るい登山道を下っていくと、その中四阿となる。上から見ていたよりも、かなり大きなピークだったのが意外で、なるほど展望は良い。一休みしたらダボス牧場へと再び下っていく。大体私がいつも登っているような山と違って、登山道も良く踏まれて迷いそうな所も無く、蜘蛛の巣も無く、熊の脅威も無く、さすがは日本百名山といったところか。尾根一筋にしても百名山の威光が輝いているようだ。1917峰も過ぎ、牧場が見えてきたら、ダボス牧場車道出合となり、あとは牧場の林道を駐車場まで進むだけ。
反省
今回の山行は、はるばる上田まで来た甲斐があった。四阿山は最後まで飽きさせないで、楽しく登山をさせてくれた面白い山だった。最近めっきり山に行く回数が減ってしまったが、これからはのんびりと年に2.3回ペースの山登りを続けていこうかと思います。(次の山行はいつになるやら・・・)