写真準備中

                       


                          

山行No 113
山行日 2001年03月10(土)
天候
気温 山頂駅−13℃
日ノ出 5:57
日ノ入 17:38
最大標高差 180m (山頂駅1660m→熊野岳1840m)
コースタイム 95分
山で会った人
メンバー

1660m 山頂駅
↓ 25分
1700m ワサ小屋跡
↓ 25分
1840m 熊野岳
↓ 20分
1700m ワサ小屋跡
↓ 25分
1660m 山頂駅

                       

山形自動車道山形蔵王ICを降りたら西蔵王高原ラインへと入っていきます。
料金所を過ぎ、トンネルを越えたらT字路となるので、これを左折して蔵王温泉方面へ。
あとは道なりに進むと蔵王温泉街となり、これを抜けると蔵王ロープウェイがあります。


                    

蔵王ロープウェイ山麓線乗り場前の駐車場


                               


                            

出発
いよいよ冬の蔵王に登る時がやってきました。そのための準備としてスノーシューを買っていたので、これがどれだけ働いてくれるのかと、楽しみでもある。まずは金曜日、仕事が終わってから山形新幹線に乗ってS氏が待つ山形へと向かう。21時頃に小雪の舞う山形に着いたら、出迎えてくれたS氏と食事をする。このS氏にはこれから山形でお世話になる食事を終えたら駅前のホテルに戻り、明日の用意が済んだら早々に就寝。

ロープウェイ山頂駅へ
翌日の山形はハッキリしない天気で天候が気に掛かるが、S氏が運転する車で蔵王温泉へと向かう。今年は雪が多いそうで、道路の脇にはたくさんの雪が積もっている。蔵王温泉街を抜けるとロープウェイ山麓駅となり、S氏とはここでお別れして、下山後迎えに来てもらうことにする。多くのスキーヤー達に混ざって休憩所にてロープウェイの運行まで時間を潰したら、始発のロープウェイに乗って蔵王高原駅へと向かう。ロープウェイ内は寿司詰め状態で、かなり無理な姿勢のまま蔵王高原駅へと着くと、今度は山頂線に乗り換えて山頂へと向かう。高度が上がるにつれてガスも濃くなって、不安を抱えつつ山頂駅に到着。

ロープウェイ山頂駅付近にて
山頂駅で待っていたのは真っ白なガスと、吹雪きだった・・・。まぁこの時季に好天気なんて期待していなっかったので、こんなものかと登山の準備を始める。アイゼンやピッケルをザックに付け、そして買ったばかりのスノーシューを装着したら、まずは山頂駅の南側にある地蔵山を目指していざ出発!。と、気合を入れて歩き出したが、登山ルートが見当たらない。雪に埋もれていた案内板も役には立たず、ひとまずルートを聞こうと山頂駅へと戻る。ロープウェイの係員に地蔵山へのルートを尋ねたら、ルートは雪に埋もれているので山頂まで標識の無い斜面を自力で登るしかなく、また山頂には何も立っていないとの事。どおりで登山者が一人もいない訳だ。嘆いてもしょうがないので、頑張って地蔵山へ登ってみようと、再度アタックをかける。立入禁止のロープを潜り、樹氷の林の中へ20m程進んで後ろを振り返ると、もうガスに巻かれて真っ白になっている。、こんなガスと吹雪きの中をこのまま進んで行ったら右も左も分からなくなって遭難の危険性がありそうだ。まだ母子家庭にはさせられないので、自分たちの実力ではこれ以上は無理だと判断し撤退することにする。しかし、このまま下山するには悔しいので、山頂駅付近を歩いて樹氷見物をしようと、雪原をスノーシューで歩き回っていた。スノーシューはカカトが浮くので非常に歩き易く、深雪でも沈みにくいなかなかのスグレ物だ。また機会があったら是非使ってみたい。そんなスノーシューを穿いて山頂駅近くにある蔵王地蔵へ行ってみる。大きなお地蔵様は胸まで雪に埋もれいて、そこでスキーヤー達に混ざりながら記念写真を撮ったら、S氏に下界の山麓駅に迎えに来てもらおうと携帯電話をかける。「もう降りたんですか?」と言うS氏に何も言えなかったのが、ちょっと悔しい。ガラガラのロープウェイに乗って山麓駅に着いたら、S氏が来るまで喫茶店で待つことにする。熱いココアを飲んでいると喫茶店の店員が「写真を撮りに来られたのですか?」と尋ねられ、「まぁそんなもんです」とお答えした。迎えに来てくれたS氏と蔵王温泉に浸かり、ジンギスカンを食べたら今夜の寝床の新高湯温泉へと向かった。

反省
今回の山行は初めて遭難の危険性で登山を中止した。登山時間がもう無いとか、装備がダメだったとかで中止した訳ではないので、気分的には諦めがついてサバサバとした気分だ。中止をしたことに対して後悔はしていない。でも冬になったらルートが無くなるとかの情報収集に欠けていたので、結局は今回の山行が不調に終わったのは自分の計画が不十分だったことも原因のひとつだ。でも生きれいればまたいつでも来られるので、いつかきっとまた蔵王に登ろうと思う。