鬼ヶ岳 (三湖台より撮影)

                       


                          

山行No 110
山行日 2000年12月 9(土)
天候 快晴
気温 節刀ヶ岳13℃
日ノ出 6:33
日ノ入 16:28
最大標高差 758m (登山口980m→鬼ヶ岳1738m)
コースタイム 335分
山で会った人 10人くらい
メンバー 単独行

980m 鍵掛登山口 7:03
↓ 60分 71分
1500m 鍵掛峠 8:14 8:23
↓ 90分 55分
1738m 鬼ヶ岳 9:18 9:42
↓ 25分 21分
1686m 金 山 10:03
↓ 15分 14分
1736m 節刀ヶ岳 10:17 11:15
↓ 15分 10分
1686m 金 山 11:25
↓ 25分 22分
1738m 鬼ヶ岳 11:47 11:55
↓ 60分 41分
1500m 鍵掛峠 12:36 12:47
↓ 45分 37分
 980m 鍵掛登山口 13:24

                       

中央自動車道甲府南ICを降りたら最初のT字路を左折し、すぐにまたT字路となるので、
これを右折して国道358号線にて精進湖方面へと進む。
道なりに進んで右左口トンネルを越えると上九一色村へと入って行きます。
芦川大橋の手前を左折し、芦川村方面へ約2キロ程進んだら、グリーンロッジへと向かう道を右折して、
グリーンロッジを過ぎたら道は狭くなり、やがて林道工事中の道と2手に別れますが、
右手の道を進んでいくと登山口があります。


                    

登山口の先にある河原に3〜4台分の駐車スペースあります。


                               

上九一色村 上九の湯
所在地:山梨県西八代上九一色村古関1174
TEL:0555−88−2525
駐車場:70台
入浴料:700円
泉質:カルシウム・ナトリウム−硫酸塩温泉
種類:大浴場(サウナ、打たせ湯)、露天風呂
コメント:温水プールもあり、家族連れ向き。
オススメ度:


                            

出発
この季節になると空気も澄んでくるので、自宅近所の山々がハッキリ見えるようになり、登山には良い時期になりました。そこで展望の良い山にでも登ろうとアレコレ選考した結果、山梨百名山の節刀ヶ岳へ行くことにしました。でも先月、蛾ヶ岳に登った時に会った猟師に、熊の話しを聞かされていたので、怖い気がしますが登山口へと向かっていった。
 
登山口〜鍵掛峠
日の出前に中央道を走って甲府南ICより芦川村へと進んで行き、グリーンロッジを過ぎて林道を登っていくと、ウンコがしたくなってしまった。この分では登山などできる状態ではないので、登山口付近の駐車スペース車を止めたら、河原に行って用を足して(天然水洗トイレ)、スッキリしたら登山を開始する。登山口には「熊出没注意」の標識が…。ビビリながら鈴を2つ付けて、まだ薄暗い登山道を登っていく。鍵掛峠までは北斜面をなので陽が当たらず、何となく薄気味が悪い登山道を登って行くと、頭の中はもう熊の事で一杯になってしまう。落ち葉のガサッという音に異常に反応してしまい、ドキドキしながら周りの気配に神経を集中して登っていく。また、あまりこのルートは人が入らない為か、ルートが不鮮明なので注意しないと道に迷いようになる。それにしてもイヤなルートを選んでしまったものだ。枯れた沢を二度程越え、落ち葉が一杯の登山道を登り詰めると、ようやく朝日が降り注いでいる鍵掛峠だ。

鍵掛峠〜鬼ヶ岳
正面に馬鹿でかい富士山を据え、今までのジメっとした雰囲気を吹飛ばしてくれる。鍵掛峠から御坂連山の稜線を右手に富士山を望みながら、まずは鬼ヶ岳を目指して進んでいく。地図で見た稜線は、なだらかに見えたけど、実際の稜線はロープを使ったりする岩が多くて、少々危険な箇所さえあり、意外な感じがする。慎重に登った岩の上からは、グルリと展望が利いて思わずニヤけてしまう。いくつもの岩を乗り越えて進んで行くと、やがて鬼ヶ岳山頂部への登りとなるが、これが胸が付くようなキツイ急登で、一気に汗が吹き出してくる。何とか急登を登り切ったら岩がニョキニョキと生えている鬼ヶ岳の山頂に到着した。

鬼ヶ岳〜節刀ヶ岳
そこは今までの苦労を報いてくれる360度の展望が待っていた。天気も良くて、槍・穂高連峰まで見える展望に夢中で写真を撮ったら、すぐ目の前に見える節刀ヶ岳へ向かう。鬼ヶ岳を下って金山を登り、十二ヶ岳からの道と合わせて、少し行くと稜線から外れた節刀ヶ岳への分岐となる。分岐からひと登りしたら節刀ヶ岳の山頂に到着だ。

節刀ヶ岳〜登山口
展望は平均以上に良いのだけど、鬼ヶ岳の方が格段良いので、展望写真より食事の用意にかかる。ここまでお腹が空いていたので、カップ麺の4分が待ち遠しい。出来たソバを食べて一休みしたら、往路を引き返すことにする。金山を越えて鬼ヶ岳まで登ってきたら、狭い山頂にたくさんの人が展望を楽しんでいた。しかし人の多さにノンビリする気分にはなれなかったので、一休みしたら鍵掛峠へと向かうことにする。往路のキツイ急登を下り、岩山を慎重に越えていくと鍵掛峠に着く。この峠からまた薄暗い北斜面を下っていくのが憂鬱になるが、朝よりは明るくなっているだろうと気合を入れて降り始める。しかし薄気味の悪さは相変わらずで、落ち葉を蹴散らしながら不明瞭な登山道を下っていく。途中、ガサッという音に心臓が止まりそうになったが、無事に登山口まで降りて来られた。

反省
 今回の山行は、天気も良くて展望にも恵まれて良かった。でもあの北斜面の登山道は薄気味悪いし、登山道も不明瞭なので、王岳に登るときは別のルートを探そうと思う。

鬼ヶ岳からの展望写真