蛾ヶ岳  (鬼ヶ岳より撮影)

                       


                          

山行No 109
山行日 2000年11月18(土)
天候 快晴
気温 山頂11℃
日ノ出 6:19
日ノ入 16:32
最大標高差 399m (四尾連湖900m→蛾ヶ岳1279m)
コースタイム 190分
山で会った人 5人
メンバー 単独行

900m 四尾連湖 6:50
↓ 30分 25分
1090m 大畠山東肩 7:15 7:16
↓ 50分 32分
1170m 蛾ヶ岳西肩分岐 7:48
↓ 15分 14分
1279m 蛾ヶ岳 8:02 8:25
↓ 10分 8分
1170m 蛾ヶ岳西肩分岐 8:33
↓ 50分 34分
1118m 大畠山 9:07 9:09
↓ 20分 18分
980m 四尾連峠 9:27 9:32
↓ 15分 11分
900m 四尾連湖 9:43

                       

中央自動車道甲府南ICを降りたら最初のT字路を右折します。
1km程進んだら大きな交差点がありますので、これを左折。
笛吹川沿いに車を走らせ、市川大門方面へと向かいます。
やがて桃林橋の信号を左折して市川大門市街へと入って行く。
芦川橋を渡ると芦川橋西詰を左折し、突き当たりを右折します。
市川大門駅を左手に過ぎて左折すれば四尾連湖公園線となり、
あとは道なりに四尾連湖への案内に従って進んで行きます。


                    

水明荘の駐車場(1日400円)
約50台駐車可
私は下山後に駐車料金を水明荘に支払いに行きました。


                               

増穂町 まほらの湯
所在地:山梨県南巨摩郡増穂町長沢1757−2
TEL:0556−22−7227
駐車場:100台
入浴料:2時間500円
泉質:ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉
種類:大浴場(かぶり湯、部分浴、全身浴、寝湯、源泉微温浴、
         歩行浴、打たせ湯、気泡浴)、サウナ露天風呂
コメント:
オススメ度:


                            

出発
今週はハッキリしない天気が続いていましたが、週末になると何日ぶりに快晴となるとの天気予報に、ウキウキ気分で登山の準備を始める。膝の調子と相談しながら選んだのが、去年からこの季節になったら登ろうと思っていた山梨百名山の蛾ヶ岳だ。最近朝の冷え込みが厳しくなったので、朝五時頃に自宅を出発して、登山口へと向かった(冬に車中ので寝るのは最近つらくなってきた)

四尾連湖〜蛾ヶ岳
中央道甲府南ICより市川大門方面へ向かって行くと、日ノ出前の薄ボンヤリとした闇の中に南アルプスが浮かび上がる。好天気に期待を膨らませつつ、登山口となる四尾連湖に着いたら水明荘の駐車場に車を止めて登山を開始する。「熊出没注意」のプレートがあり、ちょっとビビッたりしたが、落ち葉を踏みしめてジグザグに高度を上げていくと、そんな不安は徐々に薄れてくる。特に急登も無く、すんなりと、大畠山の東肩まで登ってきたら、稜線沿いに蛾ヶ岳を目指す。雪化粧をした北岳を木々の隙間から見ながら、アップダウンの無い気持ちの良い登山道を進んでいく。しばらく歩いて薄暗い杉林を登り切ると、やがて枯れた沢となる。その枯沢から5分程先の蛾ヶ岳の西肩より山頂への急登が始まる。今日は靴ズレのテープを貼るのを忘れたので、靴ズレを起こさないように慎重に登っていくと、ベンチの置かれた蛾ヶ岳の山頂に到着した。

蛾ヶ岳〜四尾連峠
朝日が照り付ける眩しい山頂は展望が良く、南アルプスや八ヶ岳、奥秩父などが見渡すことができ、甲府の町並みも眼下に広がっている。静かな山頂で私服の一時を過ごしたら下山を開始する(のんびりしてたら、また熊に遭遇してしまう)。先程登った急登を慎重に降り、大畠山の東肩まで往路を戻ったら、四尾連峠へと向かう。すぐに道は二手に分かれ、右の登り坂を登ると電波塔が建つ大畠山の山頂だ。電波塔以外に何もないので、先程の分岐まで戻る。軽自動車なら通れる程の広い登山道を徐々に下っていくと、文学碑がある四尾連峠に到着だ。

四尾連峠〜四尾連湖
峠で一息入れていると、荷台に犬を2匹乗せた軽トラが登ってきて、降りてきたおじさんの話によると、この辺りにイノシシを撃ちに来たのだと言う。「猪がいるんですか!?」と驚くと、「猪もいるが、熊も何頭かいて、今年の春に村の人が山菜摂りをやっていたら、熊に片足と、内臓を食われてしまった」、「その熊は射殺した」との事。猟師のおじさんも熊が人の内臓を食うなんて事は今までに無かったのにと言っていたが、腹が減っていたら熊はそこまでするのだろうか(怖い怖い)。四尾連峠からはあと少しで登山終了だから良かったが、これが出発前に熊の話を聞いていたら、イヤになっていただろう(山行中止にしたかも・・・)。四尾連峠から軽自動車が通れる道を2、3分下っていくと、「パーン」という銃声が聞こえてきた(おいおい・・・)。あのおじさん、一体何を撃ったのだろうか。こういう事は気にしないように更に下ると湖畔にある水明荘のコテージが見えてきた。水明荘に寄って駐車場の料金を支払ったら、駐車場の車に戻って今回の登山の終了だ。

反省
今回の山行は快晴に恵まれ、展望も申し分ない気分の良い山行となったが、四尾連峠で会ったおじさんの話しが耳に残って、次回の山行が心配になってしまう。今まで、熊といえば人間を怖がるものと思っていたけど、人を食っちゃうとは驚きだ。もう熊から身を守る手段を考えないといけない。それにしてもイヤな話しを聞いちゃったもんだ。

蛾ヶ岳からの展望写真