太刀岡山 |
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山行No | 103 |
山行日 | 2000年05月27(土) |
天候 | くもり |
気温 | 山頂15℃ |
日ノ出 | 04:28 |
日ノ入 | 18:48 |
最大標高差 | 415m (下芦沢880m→太刀岡山1295m) |
コースタイム | 165分 |
山で会った人 | 0人 |
メンバー | 単独行 |
880m | 下芦沢 | 5:00 | ||
↓ 30分 | 28分 | |||
ハサミ岩 | 5:28 | 〜 | 5:43 | |
↓ 40分 | 26分 | |||
1295m | 太刀岡山 | 6:09 | 〜 | 6:30 |
↓ 50分 | 30分 | |||
1090m | 平見城 | 7:00 | ||
↓ 45分 | 33分 | |||
880m | 下芦沢 | 7:33 |
中央自動車道甲府昭和ICを降りたら国道20号と合流し、韮崎方面へ。
約3キロ程先の駅入口を右折し、竜王駅の手前を道なり右折して中央本線のガードを潜る。
そのまま道なりに敷島町を抜け、ひたすら北上していく。
宮沢橋にて右の昇仙峡方面への道と別れ、観音峠方面へと進む。
下芦沢の緩い右カーブの途中に駐車スペースがあります。
下芦沢に2〜3台の駐車スペースあり。
駐車スペースから太刀岡山のハサミ岩が正面に見えます。
双葉町 双葉町立温泉百楽泉
所在地:山梨県北巨摩郡双葉町宇津谷1715−2
TEL:0551−28−6000
駐車場:150台
営業時間:10時〜20時
入浴料:600円
泉質:単純温泉
種類:大浴場(気泡浴、ジェットバス、サウナ、寝湯、圧注浴)
コメント:露天風呂は無いが、浴槽からは眺望抜群。
オススメ度:
出発
先週末に風邪をひいてしまって、栄養ドリンクとか飲んで体調の回復に取り組み、なんとか風邪を直したと思ったら今度は右足の筋肉痛となり、このままでは山に行けるか自信がなくなりかけてきた週末近くに痛みが引いてくれたので、あまり無理をしない程度の山へ行こうと計画を進める。そこで段々と展望には厳しい気候になってきましたが、山梨百名山の太刀岡山を登ろうと決定した。
登山口〜ハサミ岩上部
子供達が寝静まった午前2時半に家を出ると、約4ケ月ぶりに走る中央高速にて甲府昭和ICへ。登山口となる下芦沢へは4時半頃に到着し、まだ薄暗いので車の中で明るくなるのを待っていた。やや明るくなってきたらボンヤリとした天気の中、目の前に聳える鋏岩の大岩壁を見ながら準備を進めていく。登山口は民家の脇にあり、そこからまだ薄暗い山へと入って登山開始を開始する。登山道の幅は狭いが、よく踏まれているので迷うような所は無さそうだ。山ツツジの花を眺めながら高度を上げていくと、やがて大きな岩が現れる。その岩にはアンカーボルトが何本も打たれており、フリークライミングに使われているようだ。その岩の下には小さな祠が祭られており、道中の安全を祈願したのち先へ進むと、ハサミ岩の最上部へと出る。
ハサミ岩上部〜太刀岡山
恐る恐ると岩の縁へ近づいてみると、シャレにならない高度で、さすがにビビってしまった。こんな所にあまり長く滞在しているのもなんだか怖くて、早々に退散する。木々の隙間から茅ケ岳や曲岳が見え始め、更に高度を上げていくと、右手の藪の方からガサガサと何かが動く音が聞こえる。熊なのか鳥なのかは判らないが、「ガサッ…ガサッ…」という音にヤバイかなと思いつつ、息が切れても汗が流れ落ちても何振り構わず急いで急斜面を登って行った。どうにか怪しい気配を振り切ると、もう山頂は間近となり、ツツジが咲く太刀岡山の小さな山頂に到着した。
太刀岡山〜平見城〜登山口
思っていたよりも展望は良さそうだったけど、残念なことに雲が多くて大パノラマという訳にはいかないが、茅ケ岳や曲岳、南方には昇仙峡の山並みなどが見える。山頂で憩いの一時を過ごし、三角点付近で次女のお食い染めに使う石を拾うと(ちなみに長女のは、倉岳山の石)、平見城へと下山を開始する。このルートは荒れているのではないかと心配をしていたけど、よく整備されて歩き易いルートだ。太刀岡山の本当の山頂(?)を過ぎて下って行ったら、広い伐採地へと出る。正面には茅ケ岳が長い裾野を広げており、これで空気が澄んでいたら文句無しなのだが、贅沢を言っちゃ〜いけないよ。写真を一枚撮ったら、足元でガサガサと何かが動いた。見ると2m位あるデカくて太いヘビだった。すぐそばで何も知らずに写真を撮っていたと思うとゾっとする。伐採地を過ぎると林道が通る越道峠となり、このまま林道を通って平見城へと進む。涼しい風を浴びながらのんびりとした気分で林道を歩いていくと、牛や馬がいる平見城の農場だ。牛はシカトをしているが、馬は何者なのかこちらをジーッと見ている。平見城の広い農場を過ぎると観音峠からの林道に出る。この道を下っていくと、車を止めた下芦沢に到着だ。時間はまだ7時半だけど、家に帰ってから忙しいので、これで山行は終了です。
反省
今回の山行はコースタイムの短い山だったけど、鳥ノ胸山や二十六夜山には無かったスリルを味わえた。あのハサミ岩の上部から覗いた高度感は、5本の指に入るだろう。足の具合は全然問題無く、快適に歩くことができたので、次回の山行はもうちょっとコースタイムの長い山にしようと思う。