写真準備中

                       


                          

山行No 100
山行日 2000年02月12(土)
天候 晴れ
気温 山頂9℃
日ノ出 06:33
日ノ入 17:18
最大標高差 937m (大山ケーブル駅315m→大山1252m)
コースタイム 260分
山で会った人 多数
メンバー 単独行

315m 大山ケーブル駅 6:36
↓ 15分 10分
400m 追分駅 6:46
↓ 30分 40分
700m 下社駅 7:26 7:40
↓ 50分 48分
990m 十六丁目 8:28 8:37
↓ 50分 28分
1170m ヤビツ峠分岐 9:05
↓ 15分 15分
1252m 大 山 9:20 10:25
↓ 50分 41分
770m 見晴台 11:06 11:25
↓ 20分 7分
700m 下社駅 11:32
↓ 30分 28分
315m 大山ケーブル駅 12:00

                       

東名高速道路秦野中井ICを降りたら県道71号線を左折して、国道246号線へ向かう。
名古木で国道246号線に当たるので、これを右折する。
東名高速の下を潜り、伊勢原を左折し、次の片町を左折したら、道なりに進むと大山追分駅となります。


                    

大山第二駐車場
6時〜22時 600円

約50台駐車可
午前中には一杯になってしまうので、早目に到着を。
この駐車場の他にもいくつか民間の駐車場が点在しています。


                               

鶴巻温泉 鶴巻温泉会館
所在地:神奈川県秦野市鶴巻北3−1−1
TEL:0463−77−1339
駐車場:
営業時間:9時〜16時
入浴料:600円
泉質:ナトリウム・塩化物温泉
種類:大浴場
コメント:
オススメ度:


                            

出発
95年の秋、大菩薩嶺に始まった私の山行も、今回でいよいよ100回目を迎えることになりました。去年あたりから100回目は冬に迎えるだろうと予想していたので、100回記念登山として相応しい山に登ろうとアレコレ検討していたけど、兄の都合が悪くなり単独行で記念登山をすることにした。そこで選んだのが以前からなかなか実行に移せなかった丹沢の大山だ。例によって早朝自宅を出発し、登山口となるケーブル駅近くの町営駐車場へ向かった。

駐車場〜下社神社
6時頃に町営駐車場に到着し、早速登山の準備をしたら積雪を期待しつつ登山を開始する。たくさんのお土産屋が立ち並ぶ通りを進んでケーブルカーの駅付近に来ると、道は二手に分かれる。一方は「キツイ男坂」、一方は「楽々女坂」と看板に書かれ、変なプライドが女坂を登るのを許さずに、男坂を登って行くことにした(こういう時は男らしい)。二手に分かれると途端に勾配がキツイ石段となり、一気に汗が噴き出してくる。その古そうで急な石段や丸太で作られた階段を40分ほど登っていくと、下社神社の境内に到着だ。

下社神社〜大山
多くの自動販売機があったりと俗っぽくなっているが、大山に来た以上そんな事は気にしてもしょうがないので、今年の初詣をここで済ましたら山頂を目指して出発する。男坂のような石段は無くなって登り易い登山道を進むとベンチのある16丁目の分岐となり、眼下には延々と広がる関東平野が見下ろせる。16丁目から一登りで20丁目の富士見台となり、丹沢山塊の向こうに富士山が顔を覗かせているのが見渡せる。富士山の手前には三ノ塔などの表尾根の山々が連なり、冷たい雨の中を歩いた記憶が蘇ってくる。20丁目から更に登ってヤビツ峠からのルートを合わせる25丁目となり、山頂まではもうすぐだ。緑色の鳥居を潜り、左に電波塔が近くに見えてきたら大山の山頂に到着だ。

大山山頂
広い山頂には神社の上社が立ち並び、やっと登ってきた山頂なのに今ひとつ喜びが沸いてこない。肝心の展望は神社で隠されてしまって関東平野が見渡せるだけの味気ない展望となり、100回目の記念登山にしては少々ガッカリさせられる。取りあえず展望は後回しにして食事にしようと神社脇にあるベンチでお湯を沸かし始めた。しばらくするとオヤジ達が隣のベンチに座ってきたので、イヤな予感がした。案の定大きな声で喋り始めたので、もう気分は最低となり、さっさと食事を済ませたら展望の良い所を探しに行こうとベンチを後にした。ある本では鳥居の脇から登っていくと、丹沢山塊が見渡せる所があると書いてあったので、先程の緑の鳥居の事だろうと思い、引き返すことにする。残雪を踏んで鳥居の脇を進んでいくと、正に山塊となって丹沢の山々が視界いっぱいに現れてきた。山頂の雑音とは無縁の静かな展望地に来て、ようやく大山の山頂に立った喜びがジワジワと沸いてくる。雪を被った丹沢を写真に収めようとカメラを構えたら、レンズの中が曇ってしまってシャッターが切れなくなってしまった。仕方がないので曇りが取れるまで展望を眺めながら休憩することにして、雪の無い所を見つけて腰を降ろした。ジっとしているとさすがに寒さが堪えてくるが、目の前に広がる丹沢を飽くまで眺めていた。そのうちにレンズの曇りが取れたので、写真を取ったら下山を開始することにする。

大山〜駐車場
大きな電波塔を横切って泥でグショグショになった山頂の裏手に回ると見晴台への下山道があり、次々に山頂を目指す人と擦れ違うが、挨拶をしない人が多いので鬱陶しくなってくる。見晴台まで下ってくると、多くの人がベンチで休憩をしていたり、中にはすき焼きを食べている家族連れがいて驚いた。後ろを振り返ると大山の山頂部や大山三峰が望まれ、一般人にはちょうど良いハイキングコースとなっているようだ。この見晴台からは稜線を外れて大山を巻くように下社へと戻っていく。緩やかな登山道で歩き易くて、グングンと下っていったその時、右手の斜面からガラガラーと岩が自分を目掛けて落ちてきた。慌ててその岩を除けると、目の前をバレーボール大の岩が通り過ぎていった。あと2〜3秒避けるのが遅かったら、大惨事となっていただろう。確かに落石注意の看板があちこちに立って注意を促しているが、本当に岩が落ちてくるとは…。気を取り直して右手の斜面に注意を払いながら下社まで下ると、今度は女坂を使ってケーブル駅まで降りることにする。その殆どが石段で出来ている登山道をテンポ良く下って途中にある立派な大山寺を過ぎると、やがてケーブル駅だ。ここまで来ると多くの観光客が訪れて、その間を縫うようにお土産屋が立ち並ぶ通りを過ぎると駐車場に到着だ。通りには駐車場待ちの車が長い列を作っており、観光地としての大山人気に圧倒されつつ、駐車場を後にした。

反省
今回の山行は100回目の記念登山だったのに、充分満足のいく山行とはならずに残念な山行になってしまった。人気のある大山を今回選んでしまったのがいけないのだが、やはり自分には静かで人のいない山が似合っているようだ。計画ではヤビツ峠からも大山に登ろうと思うが、そちらの方が良い山行が出来そうな気がする。

大山からの展望写真