鍋割山  (ジダンゴ山より撮影)

                       


                          

山行No 096
山行日 2000年01月08(土)
天候 くもり
気温 小草平3℃ 塔ノ岳3℃
日ノ出 06:51
日ノ入 16:44
最大標高差 961m (二俣530m→塔ノ岳1491m)
コースタイム 310分
山で会った人 30人くらい
メンバー 単独行

530m 二 俣 7:05
↓ 90分 104分
950m 小草平 8:49 9:00
↓ 20分 19分
1128m 天神尾根分岐 9:19 9:34
↓ 40分 35分
1380m 花 立 10:09 10:18
↓ 20分 8分
1491m 塔ノ岳 10:26 10:35
↓ 10分 10分
1380m 花 立 10:45
↓ 20分 19分
1340m 二俣分岐 11:04
↓ 25分   25分
1273m 鍋割山 11:29 12:12
↓ 40分 36分
800m 後沢乗越 12:48
↓ 45分 47分
530m 二 俣 13:35

                       

東名高速道路秦野中井ICを降りたら秦野方面へ左折する。
そのまま道なりに秦野市街を進み、国道246号線への標識に従って進みます。
国道246号線に合流したら御殿場方面へ進んで、
渋沢の市街を抜けたら大倉への標識に従って右折します。
堀川を左折して四十八瀬川沿いの道を進み、みくるべ病院を過ぎ、林道を登って行くと、
道が二股に分かれるので、右へ進みます。
しばらく行くとゲートがあるので、そこに駐車スペースがあります。

二俣へはどうやって行くのか未だに不明。


                    

ゲート前に7〜8台分の駐車スペース有り


                               

伊勢原温泉 鳥松園
所在地:神奈川県伊勢原市上粕屋2141
TEL:0463−95−1502
駐車場:
営業時間:11時30分〜21時
入浴料:1000円
泉質:アルカリ性単純温泉
種類:大浴場(2)、露天風呂(2)
コメント:正直言って1000円は高いと思います
評価:


                            

出発
99年も終わって2000年問題も何事も無く明けることが出来ました。今年最初の山行となる今回は、丹沢の鍋割山を塔ノ岳を経由して登ろうと計画。朝の天気が悪そうだけど、昼前から回復するとの事なので、塔ノ岳を先に登ってから昼頃に鍋割山に着くプランにし、登山口となる二俣へ車を走らせた。大倉付近より林道に入ると、どう行っても二俣に行くことが出来ない。途中で行き止まりになったり、河原に出てしまったりと、夜中の真っ暗な時分に1時間も大倉付近の林道をグルグル回ってみたけど、結局道が分からずに県民の森へ向かうことにした。多少コースが伸びてしまうが、無難に県民の森付近のゲートに車を止めて、寝袋に潜り込んで朝を待った。

県民の森ゲート〜小草平
いつもより寒くない朝を迎えたら準備を整えてゲートの奥へ入って行く。この林道は日の出前1時間と日没後1時間は通ってはいけないと看板に書いてある(何でだ?)。その理由を考えながら歩いていくと、登山訓練所がある二俣に着いた。何台かの車が止まっており、一体どこから来たのか無性に聞いてみたい。この二俣で鍋割山と塔ノ岳へのルートが2通り伸びているが、塔ノ岳へ向かって登山口より入っていく。杉の植林地の中は薄暗く、沢の音を聞きながら登って行き、その沢の音が徐々に小さくなるにつれて、登山道の勾配も増しだす。時々見える山頂付近にはガスが垂れ込めて、今イチ登山意欲が沸いてこない。植林地の急登を登り切ると小屋が立っている小草平で、そこで休憩をしていたおじさんに鈴の音が良いと言われ嬉しくなってしまった(鈴の音を褒められるとは・・・)。小草平で写真を撮ったら次は花立へ向かって登りだす。

小草平〜塔ノ岳
ガスは少しずつ晴れだして前方に花立が見えてきたのでカメラを構えるが、どうやってもシャッターが降りてくれない(電気切れだ…)。何度も電池を振ったりして試してみたが、結局無駄な努力で、写真を1枚撮っただけでカメラは唯の荷物になってしまった。花立にある小屋でカメラを買えばいいやと花立の写真は諦めて先へ進み、天神尾根に合流すると登山道はガレ場のような急登が続く。カメラの事で注意が散漫になり始めた時、バランスを崩して岩場で滑ってしまった。別に怪我はしなかったが、注意が足りないと反省する。ガレ場の登山道から階段状の登山道に変わり、一段一段登っていくと花立山荘が見えてきた。さっそく小屋に入ってみるが、カメラは品切れで買うことができなかった。花立山荘からも延々と階段が続き、裸山のようになった悲惨な花立を過ぎ、金冷シの分岐からも階段が続いたが、今までの時間ロスと写真が撮れない悔しさとでがむしゃらになって登って行った。汗がポタポタと垂れてくるが、お構いなしにハイペースで登っていくと、見覚えのある塔ノ岳山頂に到着した。

塔ノ岳〜鍋割山
ここの小屋にもカメラが無くてガッカリだが、前回でも座った山頂のベンチで休憩する。ガスは薄くなって丹沢山の方やこれから向かう鍋割山も見えだしてきたけど、風が強くて汗まみれのシャツが急に冷たくなってしまい、寒くて休憩どころではなく一服したら鍋割山へ向かうことにする。金冷シの分岐まで戻って鍋割山方面へ進むと人は途端に少なくなり、鈴の音だけが山林に響く。時々獣の匂いがする事もあるが、たぶん鹿の匂いだろう(たぶん・・・)。階段も少なくなって歩き易くなった登山道を快適に進んで、大丸、小丸と通過すると、広い山頂の鍋割山に到着した。

鍋割山〜県民の森ゲート
ガスが濃くて展望が得られないのが残念だが、やっと着いた山頂で食事にした。温かいカップヌードルを食べている時もガスは絶えず流れて展望が晴れる瞬間があり、回りの山々が見えると丹沢にいる実感が沸いてくる。食事を済ましたら山頂に建つ鍋割山荘の中へ入ってみる。薄暗い小屋では鍋焼きうどんを食べている人が何人もいて、外の寒さとは別世界のようだ。そしてようやくカメラを買うことができ、登山バッチも一緒に購入した。この小屋の主人は荷物をボッカしてくる有名な強者で、口を聞けた事が嬉しかった。早速カメラで山頂の様子を撮りまくり、ついでに山荘で飼っている臆病な黒犬も撮ったら下山を開始する。明るい斜面から暗い樹林帯へとグングンと高度を下げて行くと、後沢乗越の分岐となる。分岐で二俣へと進んでいくと、勾配も緩やかになり始め、沢の音が聞こえるようになってくる。やがて沢が現れて、何度か沢を渡ると林道に出てきた。その林道を歩いていくと二俣に到着し、車を止めてある県民の森へと向かった。帰りは鶴巻温泉に寄ってみたが、町営温泉が何処なのか分からず諦めて家路に就いた。

反省
今年最初となった今回の山行は、カメラの電池切れで殆ど写真を撮ることが出来なかった。電池は前から気にはなっていたが、まさか急に使えなくなるとは考えもせず、少し考えが甘かったようだ。予備の電池も無くて用意が足らず、これから冬山シーズン真っ盛りになるので、安易な準備に気を引き締めなくてはならない。