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山行No | 091 |
山行日 | 1999年11月20(土) |
天候 | 晴れ |
気温 | 曲岳4℃ 黒富士4℃ |
日ノ出 | 06:21 |
日ノ入 | 16:32 |
最大標高差 | 282m (観音峠1360m→曲岳1642m |
コースタイム | 255分 |
山で会った人 | 6人 |
メンバー | 単独行 |
1360m | 観音峠 | 6:38 | ||
↓ 45分 | 53分 | |||
1642m | 曲 岳 | 7:31 | 〜 | 7:42 |
↓ 40分 | 26分 | |||
1580m | 八丁峠 | 8:08 | ||
↓ 45分 | 27分 | |||
1635m | 黒富士 | 8:35 | 〜 | 9:19 |
↓ 40分 | 19分 | |||
1580m | 八丁峠 | 9:38 | ||
↓ 50分 | 31分 | |||
1642m | 曲 岳 | 10:09 | 〜 | 10:19 |
↓ 35分 | 29分 | |||
1360m | 観音峠 | 10:48 |
中央自動車道甲府昭和ICを降りたら国道20号と合流し、韮崎方面へ。
約3キロ程先の駅入口を右折し、竜王駅の手前を道なり右折して中央本線のガードを潜ります。
そのまま道なりに敷島町を抜け、ひたすら北上していきます。
宮沢橋にて右の昇仙峡方面への道と別れ、観音峠方面へと進み、
太刀岡山を右に見て、しばらく林道を進んで行くと観音峠です。
観音峠
路肩の広い所に駐車スペースがあります。
神明温泉 志摩の湯
所在地:山梨県中巨摩郡敷島町上条2614−1
TEL:0552−77−1311
駐車場:50台
営業時間:10時〜20時
入浴料:600円
泉質:ナトリウム塩化物温泉
種類:大浴場(ジェットバス、ジャグジー、サウナ)
コメント:露天風呂が無いのが残念
オススメ度:
出発
いよいよ登山シーズン真っ盛りとなり、登りたい山がそれこそ山のようにあって選択するのも楽しくなってくる。色々選考した結果、今度の秋になったら登ろうと以前から計画していた曲岳と黒富士に決定した。この2山とも山梨百名山なので、今回の山行で2座稼ぐことも出来る。
観音峠〜曲岳
いつものように中央道で甲府へ向かって行くと、上野原付近での夜間工事に当たってしまい、相模湖から談合坂まで渋滞に巻き込まれて、八王子〜甲府昭和まで2時間も掛かってしまった。甲府昭和から昇仙峡方面へ向かい、途中より舗装された林道へ車を進めて、月明かりに茅ヶ岳のシルエットが見えるようになると、登山口となる観音峠に到着だ。シュラフに潜り込んで朝を迎えると、キーンとした寒気の中に茅ヶ岳が朝日を浴びて出迎えてくれる。好天気を期待しながら準備を済まして登山口へ行くと「熊出没注意」と書かれた看板があり、気分は一気にブルーへと変わっていく(熊コワイ・・・)。鈴を2つ付けているから大丈夫だと気分を入れ替えて登山口より山へ入っていった。まず目指すのは曲岳だが、登山口からいきなり急登となり、まだエンジンが掛かっていない体には堪えてくる。時々後ろを振り返っては茅ヶ岳を眺めつつ高度を上げていくと、行く手を阻むかのような巨岩が現れた。これがめまい岩なのだろう。そのめまい岩の左側を慎重に巻いて岩の上に立つと、本当にめまいを起こしそうな高度感だが、その分展望が利いて気分は最高だ。茅ヶ岳の後ろには雪を被った穂高連峰や、まだ雪の積もっていない八ヶ岳がクッキリと見渡すことが出来て、思わず口元が緩んでくる。めまい岩からも急登が続き、何箇所かに張ってあったロープを伝ったりして、噴き出してくる汗を拭いながら急登を登り切ると曲岳の山頂に到着した。
曲岳〜黒富士
山頂からは展望は得られず残念だが、いつも中央道から眺めていた曲岳のピークに立っているだけで満足だ。次は黒富士へ向かって曲岳の山頂を下っていく。この下りも結構な下り坂で、おまけに落ち葉で滑りやすくなっているので、注意しないと滑ってしまいそうになる。復路はこの下りが登りとなるので、相当ツライものになるだろう。下りが終わったらしばらく快適な登山道となり、正面に朝日を浴びながら「サクサク」と落ち葉を踏みしめながら八丁峠を過ぎると、左前方には桝形山、右側には黒富士が太陽を背にして待ち構えている。桝形山と黒富士との分岐からいよいよ急登は始まり、「ヨッコイショ」と一歩ずつ足を上げながら登って行き、大きな岩の群れを過ぎると黒富士の山頂に到着した。
黒富士〜観音峠
展望も良く、明るく気持ちの良い山頂で、あまり期待していなかっただけにその喜びは大きい。北には瑞牆山や金峰山の奥秩父、北西にはなだらかな山容が特徴な横尾山、西には茅ヶ岳に八ヶ岳、そして南アルプス。この360度の展望に疲れも吹っ飛んでいくようだ。山頂で食事を済ましたら往路を引き返して観音峠まで戻ることにする。黒富士山頂付近の岩郡を下って枡形山との分岐付近まで来たら、この際だから桝形山も登ってしまおと思って登山道を捜して行くうちに、見つけられないまま八丁峠まで来てしまった。こうなったらもう登山道を捜す気持ちにはなれないので、枡形山は諦めて曲岳へと向かう。落ち葉を踏みしめて静かな山中を歩いて曲岳のピーク付近まで来ると、さっきの急登が待っている。足を高く上げながら、木や岩に掴まって曲岳の山頂に着いたら今度は観音峠まで下っていく。正面に茅ヶ岳を眺めながら静かな観音峠まで戻って行った。
反省
今回の山行は国土地理院の地図を使用した登山で、何だか未踏の地を行くかのような気分を少し味わえた。曲岳だけに登らずに黒富士まで足を伸ばしたのは、正解だったようだ。前回の赤城山の時と違って静かな山行と、展望に出会えた。