国師ヶ岳 (笠取山より撮影) |
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山行No | 089 |
山行日 | 1999年10月09(土) |
天候 | 晴れ |
気温 | 登山口3℃ 北奥千丈岳12℃ |
日ノ出 | 05:41 |
日ノ入 | 17:15 |
最大標高差 | 231m (大弛峠2370m→北奥ノ千丈ヶ岳2601m |
コースタイム | 115分 |
山で会った人 | 多数 |
メンバー | 兄 |
2370m | 大弛峠 | 7:10 | ||
↓ 60分 | 74分 | |||
2592m | 国師岳 | 8:24 | 〜 | 8:48 |
↓ 15分 | 11分 | |||
2601m | 北奥ノ千丈ヶ岳 | 8:59 | 〜 | 9:31 |
↓ 40分 | 37分 | |||
2370m | 大弛峠 | 10:08 |
中央自動車道勝沼ICを降りたら国道20号を大月方面へ。
1キロほど先の柏尾のT字路を左折。
2キロほど先の等々力にて右折して国道411号(大菩薩ライン)と合流します。
塩山駅を過ぎたら国道411号線からより塩山勝沼線にて恵林寺方面へ向かいます。
恵林寺を過ぎたら国道140号線と合流し、約1キロ先の窪沢を左折したら、ひらすら道なりに進む。
焼山峠や金峰牧場を過ぎ、長い林道を大弛峠へと向かって登っていきますが、
ダートもあるので、運転は慎重に。
途中、何箇所か道が分かれている所がありますけど、道なりに進めば大丈夫。
林道の舗装工事もだいぶ進んでいますが、かなりの距離がダートとなっています。
でもそんなに荒れたダートではないので、慎重に進めば大丈夫。
大弛峠
約40台駐車可
ハイシーズンは直ぐに一杯になってしまいますので、早目に到着を。
窪平温泉 牧の湯 所在地:山梨県東山梨郡牧丘町窪平453−1 TEL:0553−44−1329 駐車場:170台 営業時間:10時〜21時 入浴料:500円 泉質:アルカリ性単純温泉 種類:大浴場(全身浴、圧注浴、かぶり湯、寝湯、サウナ)、露天風呂 コメント:いろんな浴槽で温泉を楽しめます。 オススメ度: |
出発
今回の山行には久しぶりに兄が参加することになったので、折角だから国師ヶ岳を登ろうと登山口となる大弛峠へ向かった。勝沼ICから牧丘林道のダートを進んでいると、急に大きな物体が車の前を横切った。何とカモシカで、さっき小便をした所からほんの少しの所だったので、運が悪ければ小便をしながらカモシカに遭遇していたという大恐怖を味わう羽目になっていただろう。大弛峠に何とか到着し、車を止めたら毛布にくるまって眠っていると、朝方にフッと頭をよぎった。もしかして登山靴を車に入れていないかも知れない!?。不安は的中してしまい、登山に来て登山靴を忘れるという大失態をしてしまった。どうするか考えながら寒い朝を迎え、結局履いてきたサンダル(山をなめてるのか?)で登ることにして準備したら登山を開始する。
大弛峠〜国師ヶ岳
大弛峠の脇にある大弛小屋の横を通って登山道へ進むと、いきなり急登が始まる。サンダル履きなので一歩一歩慎重に足を運んで行くと夢の庭園への分岐となるが、夢の庭園は復路に寄るとしてこのまま山頂を目指し高度を上げていく。岩がゴロゴロとした登山道から後ろを振り返ると金峰山の堂々とした山容が望まれ、まさに奥秩父の盟主といった貫禄を見せている。夢の庭園からのルートを併せたら徐々に急登も緩やかになり始め、やがて展望も開けてきて前方にこれから向かう国師ヶ岳が見えるようになってきたら前国師岳に到着だ。さっきまできれいに見えていた金峰山はガスに隠されてしまったが、南アルプスや八ヶ岳の山々はクッキリと山肌を見せてくれる。前国師岳を下ると分岐となり、左の国師ヶ岳へのルートを進むと、展望の良い国師ヶ岳の山頂に到着だ。
国師ヶ岳〜北奥ノ千丈ヶ岳
周りの低い山はガスに隠されてしまっているが、遠くに浅間山や北アルプスまで望むことができ、サンダルを履いてこんな展望を見ているのは私だけだろうと変な自慢を感じる。国師ヶ岳で充分休んだら今度は北奥千丈岳へ向かい分岐まで下っていく。分岐から登り返し、木々を抜けると奥秩父の最高峰である北奥千丈岳の頂上に立った。奥秩父の盟主である金峰山はガスに覆われてしまって残念だが、最高峰の北奥千丈岳に立つことが出来て、やっと念願を達成したような気分になった。標高2601mという高さから下方を覗くと、1000m級の山々が低く感じられ高所に立っているという実感が沸いてくる。山頂で簡単な食事をした後、予定では奥千丈岳を往復しようと思っていたけど、サンダルではいくら何でも無謀なので下山することにする。
北奥ノ千丈ヶ岳〜大弛峠
国師ヶ岳との分岐を過ぎて前国師岳まで戻った頃になると金峰山のガスが少しずつ晴れだしてきた。前国師岳から急な登山道を下っていくと、夢の庭園への分岐となりルートを変えて夢の庭園に寄ってみる。さすがに山の中なので個人の努力で整備するしかないので、質素に整備されており、シャクナゲが咲く頃はきっときれいな庭園になるのだろう。夢の庭園を過ぎるとたくさんの車が止まっている大弛峠に到着した。帰りの温泉は川浦温泉の山縣館に寄ってゆっくりと疲れを癒した。
反省
今回の山行は登山家(あくまで自称)として恥ずかしい忘れ物をしてしまった。サンダルで山に登るというのは自分の安全面が犯されるという事だけではなく、山に対して非常に失礼な行動だといえるだろう。何事もなく下山できたけど、これからは気を引き締めて用意をしなければいけないと反省する。