美ヶ原 (霧ヶ峰より撮影) |
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山行No | 086 |
山行日 | 1999年08月20(金) |
天候 | くもり |
気温 | 美しの塔20℃ 王ヶ頭17℃ |
日ノ出 | 05:04 |
日ノ入 | 18:25 |
最大標高差 | 94m (山本小屋1940m→王ヶ頭2034m |
コースタイム | 120分 |
山で会った人 | 多数 |
メンバー |
1940m | 山本小屋 | 9:40 | ||
↓ 20分 | 20分 | |||
美しの塔 | 10:00 | 〜 | 10:10 | |
↓ 40分 | 37分 | |||
2034m | 王ヶ頭 | 10:47 | 〜 | 11:23 |
↓ 40分 | 26分 | |||
美しの塔 | 11:49 | 〜 | 11:50 | |
↓ 20分 | 10分 | |||
1940m | 山本小屋 | 12:00 |
中央自動車道岡谷ICを降りたら下諏訪方面へ進む。
下諏訪からビーナスラインの和田峠方面へ進み、
和田峠よりビーナスラインにて美ヶ原高原方面へ向かいます。
何箇所かある料金所を越して美ヶ原高原近くになると、
山本小屋への道が左へ分かれているので、そちらに進んでいきます。
大きなお土産屋の山本小屋の前が駐車場になっています。
山本小屋の駐車場(無料)
上諏訪温泉 片倉館
所在地:長野県諏訪市湖岸通り4−1−9
TEL:0266−52−0604
駐車場:150台
営業時間:10時〜21時
入浴料:350円
泉質:単純温泉
種類:千人風呂、ラドン浴
コメント:立って入浴できる千人風呂が珍しい。
オススメ度:
出発
まだ家の事で揉めているけど(早く片付かないかなぁ・・・かれこれ1ヵ月)、何とか解決のメドが立ってきたので予定通りに信州へ家族旅行に出掛けた。上高地〜新穂高〜飛騨高山〜美ヶ原へと廻るコースで、まずは中央高速で上高地へ向かう。
上高地〜新穂高温泉〜扉温泉
朝方に沢渡に到着し、バスに乗り換えて大正池で下車すると、もう目前には静寂な大正池と焼岳の荒々しい山容が目に飛び込んでくる。北には穂高連峰が青空に浮かび上がり、時間掛けてここまで来た甲斐があったというもんだ(シミジミ)。大正池から田代池を経て河童橋まで家族で上高地を探索したら、今日の宿泊場である新穂高温泉へ向かった。その温泉宿からは槍ヶ岳を望むことができ、展望を見ていると売り主とのトラブルも忘れさせてくれる(やっぱり山っていいもんだ)。翌日は新穂高温泉からロープウェイで西穂高口まで一気に上がると、もうそこは北アルプスの中にドップリと浸かることが出来き、昨日と違って雲が多くて残念だが、グルリと周りの山を見渡せて気分を爽快にさせてくれる。新穂高ロープウェイを下り、飛騨高山へ足を伸ばして観光したら今日の宿泊場の扉温泉へ向かう。
山の中にある温泉宿でゆっくりと疲れを癒したら翌日は美ヶ原へ。
山本小屋〜美しの塔
よもぎば林道からビーナスラインへ入り、登山口となる山本小屋に着くと、そこはヒンヤリとした空気が漂う別世界。登山の準備をしたら多くの観光客に混じって王ヶ鼻を目指して歩き出す。時々走ってくるマイクロバスを避けながら歩いていくと美ヶ原高原ホテルとなり、この辺りから遊歩道の脇には牛が放牧されて、伸びやかな草原が広がって実に気持ちがよい。(マイクロバスが通ることを除いては)。遊歩道脇の牛や高山植物を見ながら進むと、美ヶ原のシンボルである美しの塔へとやってきた。
美しの塔〜王ヶ頭〜山本小屋
誰もが塔にある鐘を鳴らし、自分達も塔の後ろに回って鐘を突いてみると、カラーンと大きな音で鐘の音は響きわたった。この鐘は霧が出た時の遭難者の目印のようなもので、今は道が整備されて目を瞑っていても目的地まで行けそうだけど、昔はこんな所で霧が出たら本当に遭難するかも知れない。現実にこの先に見える王ヶ頭も段々とガスに覆われ始め、何となく天候の悪化を感じさせるので、ちょっとペースを上げて先へ進んだ。塩くれ場という所で遊歩道は二手に分かれ、右の王ヶ頭へのルートを進んでいく。放牧されている牛達を見ながら歩いていくと、徐々に登りとなり、やがてホテルの建つ王ヶ頭に着いた。三角点はホテルの裏手にあり、大小のケルンに囲まれた王ヶ頭の山頂に到着した。もう辺りは真っ白で何も見えず、取りあえず写真を撮ったらホテルまで引き返し、ホテルの売店の前で休憩したら、天候が悪化しないうちに下山することにする。1歳半の娘を後ろに背負ってペースを上げて進み、塩くさ場を過ぎて美しの塔まで戻るとガスはないし、もうあとは安心だ。多くの観光客とすれ違いながら山本小屋まで戻ると今回の旅行は終了した。
反省
今回の山行は、2000m級の山に家族で初めて登った記念する山行になった。登山にはならなかったが、それはそれで美ヶ原の魅力は充分にあったと思う。ただ残念なのは天候が悪くて北アルプスを見せられなかったことだが、彼女たちは別にそんなに見たいとは思っていなかったように、お土産選びに一生懸命だった。