高柄山 (扇山より撮影) |
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山行No | 074 |
山行日 | 1999年02月06日(土) |
天候 | 快晴 |
気温 | 山頂7℃ 上野原14℃ |
日ノ出 | 06:38 |
日ノ入 | 17:13 |
最大標高差 | 553m (高柄山733m→上野原駅180m) |
コースタイム | 330分 |
230m | 四方津駅 | 6:07 | ||
↓ 30分 | 24分 | |||
320m | 川合分岐 | 6:31 | 〜 | 6:34 |
↓ 80分 | 86分 | |||
730m | 大 丸 | 8:00 | 〜 | 8:15 |
↓ 40分 | 29分 | |||
670m | 千足峠 | 8:44 | 〜 | 8:47 |
↓ 20分 | 18分 | |||
733m | 高柄山 | 9:05 | 〜 | 10:29 |
↓ 40分 | 31分 | |||
500m | 新矢ノ根峠 | 11:00 | 〜 | 11:06 |
↓ 50分 | 28分 | |||
400m | 御前山直下 | 11:34 | ||
↓ 40分 | 33分 | |||
220m | 鶴鉱泉 | 12:07 | 〜 | 12:10 |
↓ 30分 | 17分 | |||
180m | 上野原駅 | 12:27 |
中央本線四方津駅下車。
問い合わせ | JR東日本 | http://www.jreast.co.jp |
周辺に駐車場が無いので、電車、バスを利用しましょう。
周辺に日帰り温泉施設が見当たりません。
出発
今回の山行は悪路で名高い高柄山に登って、どれだけ悪路なのか体験してみようと(マゾか?)いつもの電車に乗って四方津駅へ向かった。前日から体調が少し怪しくなってきたので、不安でもあるが何とかなるだろう。
四方津駅〜大丸
まだ真っ暗な四方津駅を出発し、住宅街を抜けると川合の登山口となる。振り返ると朝日を浴びた扇山や滝子山が見え、今日は天気が良さそうなので展望に期待がもてる。登山口から杉の木が少なくて明るい登山道を登り始める。急登もなく徐々に高度を上げて、屏風の様な権現山の向こうに奥多摩の山並みが見え始めたら、緩やかな登山道を進むようになり、木々の間から矢平山や尖った倉岳山を見ながら登っていくと大丸のピークに到着だ。
大丸〜高柄山
大丸からは遠くに新宿の高層ビル郡が見える。これから向かう高柄山はこのピークから谷を挟んだ向こう側で、小休止したら大丸から急降下していく。落ち葉で一杯になった登山道は気を付けていないとすぐに滑ってしまいそうで、これが雪でも積もっていたら相当怖い下りだっただろう。鞍部まで下ると今度は登りが始まり、ピークを2つ越えると日当たりが良くてポカポカとした陽気に包まれた千足峠に到着。丹沢方面の展望が利いて、大室山や檜洞丸といった西丹沢の山が望める。千足峠から伐採された明るい登山道を進んでいくと、胸が着きそうな急登が始まり、それを登り切ると高柄山の山頂だ。
高柄山〜上野原駅
思ったよりも展望が良くて、笹尾根や生藤山方面、反対面には丹沢の山並みを見渡すことができる。その展望を前にしながら誰もいない山頂で鍋焼きウドンを食べるのは格別だ。気温もだいぶ上がりポカポカ陽気になってきたので、下山を開始する。下方に悪路の原因となったゴルフ場が見えるので、その方向に進んでいくと、ヤブが段々深くなってきてしまった。枝がムチのように目に当たってくるし、ザックに引っかかるのでイライラしながら通過すると、落ち葉で一杯の急斜面を下っていくようになる。登山道と言うより、崖を降りていくようだ。山頂から100m程一気に下ったら一体これは登山道なのだろうかと不安になってきた。このまま下に降りるのは間違っているような気がして、急斜面の崖を登って山頂まで引き返すことにした。登りながらこんな斜面を人が登る訳ないと思いながら山頂まで戻ると、やはりルートが間違っていた(どうりでおかしいと思った)。地図でルートを確認して再び下山を開始する。踏み跡がハッキリしているのルートを下って行き、すれ違った人に女の人が先に下って行ったと言われた(何で私にそんなこと言うの?)。多分山頂で道に迷っている時に追い越されたのだろうと気にしないで進んで行くと、あずま屋のある新矢ノ根峠に到着した。ここでも登ってきた人に女の人が降りていったと聞きもしないのに言われ(何で?)、そんなに印象のある女の人だったら一度見てみたいと思い、ペースを上げて追いつこうと下って行った。新矢ノ根峠から下ると崩れかけた沢となり、その沢を渡ったら御前山への登りとなる。気温も上がって汗が流れてくるようになり、後ろに高柄山を見ながら急登をジグザグに登って行くと御前山の尾根に出る。そしてまた急な下りとなり、ゴルフ場の柵に沿って薄暗い登山道を下っていくと林道へと出た。ここまでハイペースで降りてきたのに結局女の人に追い着くことは出来なかった(女の人見たさにかなりのハイペースだったのに)。林道から住宅街を抜けて上野原駅まで行き、また日大明誠のバカ高校生の乗る電車で家路に就いた。
反省
今回の高柄山は秋山連山縦走計画に入っていたが、今まで悪路の評判から避けるように実行が後伸ばしになっていた。でも実際に登ってみると大したことがないというのが実感だ。あれ位だったら今までにも何度も経験してきたし、初めから高柄山と御前山の2つを登る覚悟だったので、想像以上という事は無かった。あと矢平山を登れば長かった縦走計画が完了する。それにしても先に下っていった女の人はどこにいったんだろう。(非常に気になる)