山行No | 067 |
山行日 | 1998年11月28日(土) |
天候 | 快晴 |
気温 | 福ちゃん荘4℃ 旧峠10℃ |
日ノ出 | 06:29 |
日ノ入 | 16:29 |
最大標高差 | 527m (上日川峠1530m→大菩薩嶺2057m) |
コースタイム | 185分 |
山で会った人 | 多数 |
メンバー | 兄 |
1530m | 上日川峠 | 7:43 | ||
↓ 20分 | 35分 | |||
1720m | 福ちゃん荘 | 8:18 | 〜 | 8:25 |
↓ 60分 | 78分 | |||
2040m | 雷 岩 | 9:43 | 〜 | 10:00 |
↓ 10分 | 18分 | |||
2057m | 大菩薩嶺 | 10:18 | 〜 | 10:25 |
↓ 25分 | 40分 | |||
1935m | 旧 峠 | 11:05 | 〜 | 12:30 |
↓ 15分 | 20分 | |||
1900m | 大菩薩峠 | 12:50 | 〜 | 13:10 |
↓ 40分 | 45分 | |||
1720m | 福ちゃn荘 | 13:55 | 〜 | 14:05 |
↓ 15分 | 20分 | |||
1530m | 上日川峠 | 14:25 |
中央自動車道勝沼ICを降りたら国道20号を大月方面へ
1キロほど先の柏尾のT字路を左折。
等々力の交差点を右折すると国道411号(大菩薩ライン)と合流し、塩山市街を抜けてひたすらに北上していきます。
いくつものヘヤピンカーブを越え、裂石温泉の手前の大菩薩峠登山口を右折したら、上日川峠への林道となります。
舗装されてはいますが道幅が狭くカーブも多いので、対向車に気をつけて林道を登っていきましょう。
登り坂が終わって道が緩やかになり、左手に小屋が見えたら上日川峠となります。
上日川峠までは全て舗装済み。
上日川峠の駐車場(無料)
塩山市交流保養センター大菩薩の湯 所在地:山梨県塩山市上小田原730−1 TEL:0553−32−4126 駐車場:70台 営業時間 10時〜21時 定休日:火曜日 入浴料:3時間以内600円 泉質:アルカリ性単純温泉 風呂の種類:ジャグジー、寝湯、源泉風呂、サウナ、露天風呂 コメント:最近出来たばかりなので、大変きれいです。 入口は立派なので、すぐに分かると思います。 オススメ度: |
出発
あちらこちらで初雪のニュースが届くようになり、今回は初めて登山を楽しんだ大菩薩嶺に行って、雪の積もった南アルプスを見ようと登山口となる上日川峠へ向かって車を走らせた。大菩薩ラインを走っていると頭上にはもの凄い数の星が煌めき、車を止めてしばらく天然のプラネタリュウムに見入った。裂石からの林道にはうっすらと雪が残っている場所もあり、山は徐々に雪山へと衣替えを始めている。そして2年ぶりとなる上日川峠に到着して、朝のモルゲンルートを楽しみに眠りについた。
上日川峠〜 雷岩
朝6時、やや薄暗いが起き出して車の外に出てみる。ピリピリするような朝の寒気の中にうっすらと山並みが見える。南アルプス方面はたくさんの雲が覆ってしまい、チラチラとしか山頂部が見えないが、すぐそばの雁坂嶺や破風山、金峰山が澄んだ空気の中にはっきり見えている。徐々に空は赤く染まりだし、回りの山はモルゲンルートに輝きだす。南アルプスもガスが切れ始めて真っ白な山容を浮かび上がらせる。この季節を待っていた!やっぱり山の朝はこう来なくちゃダメだ。山を眺めながら朝食をとって、準備が出来たら出発する。上日川峠から登山道に入って進んでいくと福ちゃん荘に出る。そこからいくつかのルートのうち、今回は唐松尾根ルートで雷岩を目指す。高度を上げていくと森林帯の中に雪を被った大きな富士山が見えるようになる。時々後ろを振り返りながら登山道を登って行き、樹林帯を抜けるとすっかりガスが消えた白銀の南アルプスが屏風のように連なっていた。久々の好天気に気分も軽やかになり、3度目になる雷岩に到着。
雷岩〜大菩薩嶺〜旧峠
雷岩にて金峰山から富士山までの大展望を飽くまで眺めたら山頂の大菩薩嶺へ進む。樹林の中には残雪もあり、冬山気分をほんのちょっと味わえる。相変わらず大菩薩嶺は樹林に囲まれて展望は効かないが、山頂の標識が新しく変わっていた。山頂を後にして雷岩まで戻って大菩薩のメインである稜線へと進んでいく。右手に南アルプスを眺めながら気持ちの良い稜線を下っていくと、木々の隙間から奥多摩の山々が見えてくる。山頂の禿げ上がった鷹ノ巣山や意外に近くに見える三頭山の姿を見ることができ、最近三頭山以外に奥多摩へ登っていないので、奥多摩が懐かしく思える。しばらく歩いていくと下方に旧峠の避難小屋が見えてくる。今日はそこで食事にする予定だ。
旧峠〜大菩薩峠
小屋まで降りてくると驚いた。あの悲惨な(ボロボロで落書きだらけ)避難小屋がロッジ小屋風に改築されているではないか。まだ工事中で中には入れないが相当きれいになって生まれ変わった。その小屋の側で食事にする。今日は冷凍の鍋焼きうどんを用意してきたけど、氷が溶けてしまって、危うくザックの中に汁がこぼれるところだった。まだこの季節では冷凍物は早いようだ。食事を済ましたら大菩薩峠へ向かって下り始める。上から大菩薩峠を見下ろすとたくさんの人が休憩をしているのが見える。途中で奥多摩が大きく見渡せる岩場があり、展望写真を撮って峠へ下っていった。
大菩薩峠〜上日川峠
峠ではバーベキューセットを運び上げて料理をしているグループもあり、賑やかな雰囲気だ。介山荘でバッチを購入して福ちゃん荘へ向かって下り始める。軽の四輪駆動車が通れる登山道を富士山のシルエットを見ながら下って行くと、深田久弥も泊まった勝緑荘に出る。そこから車道を通って富士見山荘を過ぎたら福ちゃん荘に到着だ。ひと休みをしたら上日川峠へ向かう。そしてたくさんの車が止まっている上日川峠に到着。今日は始めて万歩計で歩数を数えてみたが、スライムが穴に落ちていたのに気づかなかったので正確な数値ではないが、27000歩ぐらいだ。予想より少ない数だった。
反省
今回の山行は久々の好天気に恵まれて気持ちの良い登山となった。そして半年ぶりに重登山靴を履いたので、その重さが気になった。重登山靴で400分を歩ける自信があまり無くなった。これからの山行は雪山を考えて重登山靴に慣らした方が良いのか、余計な労力を使わずに軽登山靴にすればいいのか悩んでしまう。それは後々考えてゆこう。