霧ヶ峰 (車山乗越付近より蝶々深山) |
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山行No | 060 |
山行日 | 1998年07月25日(土) |
天候 | 晴れ時々くもり |
気温 | 車山20℃ |
日ノ出 | 04:43 |
日ノ入 | 18:52 |
最大標高差 | 285m (八島高原1600m→車山1925m) |
コースタイム | 285分 |
山で会った人 | 多数 |
メンバー | 単独行 |
1600m | 八島高原 | 5:05 | ||
↓ 15分 | 21分 | |||
1620m | 鎌ヶ池キャンプ場 | 5:26 | ||
↓ 30分 | 29分 | |||
物見岩 | 5:55 | 〜 | 6:10 | |
↓ 30分 | 35分 | |||
1810m | 車山乗越 | 6:45 | ||
↓ 20分 | 22分 | |||
1925m | 車 山 | 7:07 | 〜 | 7:55 |
↓ 25分 | 12分 | |||
1810m | 車山ヒュッテ | 8:07 | ||
↓ 20分 | 18分 | |||
1650m | ヒュッテシャベル | 8:25 | ||
↓ 15分 | 15分 | |||
1620m | ヒュッテ御射山 | 8:40 | 〜 | 8:45 |
↓ 20分 | 22分 | |||
1600m | 八島高原 | 9:07 |
中央自動車道諏訪ICを降りたら最初の交差点を右折し、国道20号線を甲府方面へ進む。
約1キロ先に立体交差があるので、その下の新井を左折して茅野道路を通り、ビーナスラインに入ります。
芹ケ沢の交差点で左折し、国道152号線(大門街道)を北上する。
白樺湖入口を左に進んでいくと、ビーナスラインの料金所があるので、和田峠方面へ向かう。
霧ヶ峰インターを越して暫くすると、進行方向の左側に八島の駐車場があります。
八島ヶ原高層湿原の駐車場(無料)
観光バスも止まるので、早目に到着した方が無難です。
上原温泉 アクアランド茅野
所在地:長野県茅野市ちの上原263−4
TEL:0266−73−1890
駐車場:50台
営業時間:9時〜21時
入浴料:500円
泉質:アルカリ性単純温泉
種類:大浴場、サウナ
コメント:茅野市街にある施設
オススメ度:
出発
TVで霧ヶ峰のニッコウキスゲが話題になっていたので、天気のことは二の次にして、とにかくニッコウキスゲを見に行こうと霧ヶ峰へ向かった(ちょっとミーハー)。高速道路で雨に降られてしまい明日の天気が不安になったけど、その雨も霧ヶ峰の駐車場に着いた頃にはすっかり止んで明日の天気を期待しつつ朝まで寝た。
八島湿原〜物見岩
日の出と共に行動を開始。さすがに本場霧ヶ峰の朝は冷え込む。駐車場から朝焼けの穂高岳が見え、今日の天気は上々だ。駐車場からトンネルを抜けて八島湿原へ出ると大勢の人が御来光に向かってカメラを構えいた。湿原の向こうの山から顔を覗かせている日の出に歓声が上がる。予想外の幻想的できれいな景色にしばらく見取れてしまった。ここから八島湿原を左に沿って歩いて行き、アヤメが咲く尾瀬のような木道をしばらく進むと鎌ヶ池キャンプ場に着く。霧ヶ峰にド真ん中にあるようなキャンプ場で一度はここでキャンプをしてみたい。鎌ヶ池キャンプ場を過ぎると木立が無くなり草原が広がってくる。その草原を登って物見石を目指す。高度が上がる度に展望が徐々に広がって、槍ヶ岳の鋭い穂先も見えてきた。しかし美ヶ原の方から雲が流れてきて今にも隠してしまいそうでな勢いなので、少し焦って物見石のあるピークへ登っていった。
物見岩〜車山
こんもりと盛り上がったような物見岩のピークに着く頃には雲が槍・穂高連峰を隠し始めて、慌てて写真を取るが手遅れ。だが何も遮る物がない360度のパノラマが展開する物見石で気分は晴れやかだ。ここから車山へとつながる山道がクネクネと延びているのが見え、爽やかな高原とお花畑が続いている。周りを眺めながらのんびりと物見石の緩いピークを降りて平坦な草原を歩いて行き、小さな丘の上が蝶々深山のピークだ。大きな蓼科山や北八ヶ岳が視界一杯に広がり、その手前にはこれから向かう車山がこんもりと盛り上がっている。蝶々深山を下るとニッコウキスゲが所々に咲いているのが見える。枯れているものが多くて最盛期は過ぎているようだけど、それでも車山乗越までくると群生となって咲いていて、遥々来た甲斐があったというものだ。車山乗越からリフト脇の急坂を登ると今年の冬に来た車山の山頂に到着した。
車山〜八島湿原
さっそく展望所に登り昼食を摂りながら展望を楽しむ。八ヶ岳や槍ヶ岳は雲に見え隠れし、時々乗鞍岳が顔を出す。中央アルプスや南アルプスも雲の切れ目から見ることが出来る。この季節にこれだけの展望は期待していなかっただけに、今日は本当にツイている。しばらく山頂で寝っころがり、のんびり気分を味わったところで車山を下り始める。冬に登ったこのルートは今ではお花畑に挟まれ、雲上の楽園のようだ。コロボックルヒュッテまで降りると今度は車山湿原に沿って進んでいく。ヤナギランが咲き乱れる湿原の中を歩いていくと車道に出てしまった。地図を見て確認してみるが取りあえず道は間違っていないので車道を進んでいくとヒュッテ御射山の前に出た。ジュースが売ってあるが今日はあまり汗をかいていなので、そのまま素通りする。御射山から八島湿原が広がり、往路とは反対岸を歩いていく。木道の脇にはたくさんの花が咲き、写真を取る人が多い。花の下に名札があり花の勉強にもなる(殆ど忘れてしまったけど)。花と湿原を眺めながら歩いていくとアッという間にスタート地点に戻ってしまった。そこは朝の幻想的な風景とは違い、すっかり俗っぽくなっていた。小学生の団体もやってきて今までの感動はどこかへ飛んで行ってしまいそうになった。