万三郎岳  (馬ノ背にて撮影)       

                       


                          

山行No 051
山行日 1998年01月31日(土)
天候 晴れ
気温 万三郎岳2℃
日ノ出 06:42
日ノ入 17:07
最大標高差 365m (天城高原ゴルフ場1040m→万三郎岳1405m)
コースタイム 250分
山で会った人 20人くらい
メンバー 兄・テラさん

1040m 天城高原ゴルフ場 7:05
↓ 15分 21分
1085m 四 辻 7:26
↓ 60分 106分
1300m 万二郎岳 9:12 9:22
↓ 40分 50分
1250m 石楠立 10:12 10:20
↓ 20分 49分
1405m 万三郎岳 11:09 12:40
↓ 15分 24分
1250m 石楠立 13:04
↓ 35分 61分
1300m 万二郎岳 14:15 14:27
↓ 50分 56分
1085m 四 辻 15:23
↓ 15分 17分
1040m 天城高原ゴルフ場 15:40

                       

熱海より国道135号線を南下して伊東方面へ進み、
伊豆シャボテン公園が付近にある大室山を過ぎると、
遠笠山道路へ入って行く。途中にある伊豆スカイラインへは行かずに、
そのまま道なりに進んで行った終点が天城高原ゴルフ場となりますが、
その100m程手前に登山者の駐車場があります。


                    

天城高原ゴルフ場の手前100m位にある登山者専用駐車場(無料)
約100台駐車可
ゴルフ場の駐車場には車を止めないようにしましょう。


                               

伊豆高原温泉 高原の湯
所在地:静岡県伊東市八幡野1180
TEL:0557−54−5200
駐車場:60台
営業時間:10時〜22時
入浴料:3時間900円
泉質:アルカリ性単純温泉
種類:大浴場(気泡湯、打たせ湯、サウナ)、露天風呂
コメント:
オススメ度:


                            

出発
 今回はどこの山にしようかと考え、赤城山、大山、天城山の3つに絞った。北日本は悪天候の予報で赤城山はボツ。天城山は最近、遭難騒ぎがあり不安なのでボツ。そして残った大山に決定した。ところが大山はもう雪が少ないと現地への問合わせで判明し、急遽伊豆最高峰の天城山に決定した(遭難騒ぎがチョット心配)。

登山口〜万二郎岳
 厚木より有料道路で伊豆へ向う。途中何ヶ所も料金所を通り登山口となる伊豆高原ゴルフ場に約2時間半で到着。ゴルフ場は雪で閉鎖だろうとゴルフ場の駐車場に車を留めた。朝5時起床で用意を始める。修理に出していた重登山靴が修理不能で新品となって帰ってきた。今までの靴慣らしが無駄となってしまい、今回が2度目の筆下ろしだ(靴慣らしはフリだしに戻る)。それと新しく購入したストックと12本歯のアイゼンにピッケル、輪カン。冬山フル装備で天城山に挑む。クラブハウスから少し下った所の登山口より山の中へ進む。登山道は凍ってトレースは薄い。トレースを見失わないように注意深く歩いていく。分岐を左に曲がり沢沿いらしい道を進んでいくと徐々にトレースが解らなくなってきた。それでも目印の赤いテープを頼りに奥へと進んで行くが、とうとう先に目印が無くなってしまった(なんか様子がおかしい・・・)。3人で手分けして目印を探し、ようやく発見した目印で斜面を登って行くと、トレースの着いた登山道に出た。ホッとした。その登山道に沿って急な勾配を登っていくと天城山のピークの1つである万二郎岳の頂上に着いた。

万二郎岳〜万三郎岳
ここで一休みした後、万二郎岳から急降下し、次のピークである馬の背への急登が始まる。凍った登山道にアイゼンが利いて楽しいが、息があがる。急登が終わり馬の背の縦走路はアセビのトンネルが続く。このトンネルは木が何ヶ所も登山道を塞ぐので、ザックに木が引っかかってイライラしながら通過した。馬の背からまた石楠立と呼ばれる鞍部まで一気に急降下して、そして石楠立からまた急登が始まる。ストックをピッケルに持ち替えて登り出す。この急登で靴擦れを起こし始め、あの悪夢が蘇る。ガツガツとピッケルを氷に打ち付けてようやく万三郎岳に到着した。

万三郎岳〜登山口
山頂は木に覆われて展望は恵まれない。富士山だけが良く見えるようになっている。今日の食事はチーズフォンデュに挑戦。風が強く火力が落ちてテコずったけど美味しく出来上がった。ワインにて乾杯をして贅沢な食事をした。食事を済ましたら往路と同じ道を引き返す。やや雪が溶け出した登山道を石楠立まで下り、馬の背まで登り、あのアセビのトンネルをもがいて通過し、鞍部まで下り、また万二郎岳のピークに登るという、つらく長いルートだ。雪があるからと飲料水を少なく持ってきたので喉が乾いてもゴクゴク飲めないのが辛い(いつでも水は多めに用意しましょう)。万二郎岳より登山道を下ってやっと登山口に到着した。ゴルフ場に車を取りに行く途中「ハイカーの駐車厳禁。違反の場合は強制撤去」なんて書いてある(ヤバ!)。ゴルフ場に停めた車をそーっと動かして無事脱出。帰りの温泉はサンハトヤにしようかと寄ってみたが、3時までと言うので伊東市の温泉銭湯に行った。夕食は海女の小屋でしてから帰路についた。
 
反省
往路に迷った登山道はルートから外れていた。登山口の案内板に違う目印が載ってあった。これからはちゃんと案内板を見るようにしなければ、リーダーとしての責任が果たせない。天城山はアップダウンが予想以上にきつく、もう行くことは無いだろう。