北横岳 (坪庭より撮影) |
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山行No | 049 |
山行日 | 1998年01月17日(土) |
天候 | 晴れ |
気温 | 北横岳ヒュッテ−6℃ |
日ノ出 | 06:50 |
日ノ入 | 16:52 |
最大標高差 | 240m (山頂駅2233m→北横岳2473m) |
コースタイム | 130分 |
山で会った人 | 30人くらい |
メンバー | 兄 |
2233m | 山頂駅 | 9:55 | ||
↓ 60分 | 70分 | |||
2400m | 北横岳ヒュッテ | 11:05 | 〜 | 11:18 |
↓ 10分 | 17分 | |||
2473m | 北横岳 | 11:35 | 〜 | 12:35 |
↓ 10分 | 15分 | |||
2400m | 北横岳ヒュッテ | 12:50 | 〜 | 13:45 |
↓ 50分 | 75分 | |||
2233m | 山頂駅 | 15:00 |
中央自動車道諏訪ICを降りたら最初の交差点を右折し、国道20号線を甲府方面へ進む。
約1キロ先に立体交差があるので、その下の新井を左折して茅野道路を通り、ビーナスラインに入ります。
そのまま道なりにピタラス蓼科スキー場を目指して進んでいきます。
ピタラスロープウェイの駐車場
蓼科温泉 小斉の湯
所在地:長野県茅野市北山4035
TEL:0266−67−2121
駐車場:40台
営業時間:9時〜20時
入浴料:700円
泉質:酸性ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉
種類:大浴場,露天風呂
コメント:
オススメ度:
出発
15日にまた関東に大雪が降った。前回を上回る積雪量で東京は大パニックだ。そこで今回は前から計画していた八ヶ岳の北横岳に登ろうと色々準備をした。まずピッケルを買ってしまった。輪カンも用意して完全装備で挑む。
中央道は積雪の為、上野原〜勝沼間がチエン規制となっており、チエンをはめて高速道路をのんびり走っていく。追越車線を車がビュンビュン飛ばしていくから危なくってしょうがない。勝沼を過ぎたら積雪は無くなって諏訪まで一気に車を走らせ、諏訪ICからまたチエンをはめて進んでいく。そして4時半頃にようやく横岳ピタラスロープウェイ乗り場に到着し、朝まで寝た。7時半起床で登山準備開始。多くのスキーヤー達の中での準備だ。9時発のロープウェイにスキーヤーたちと乗ると、一気に上まで運んでくれる。片道900円は高いのか安いのか。
山頂駅〜山頂
山頂駅にてアイゼンを付けて出発!登山道に入るとズボズボ〜ッと足が雪に埋まって歩けなくなってしまった。アイゼンを諦め輪カンに履き替えて再び出発。雪は150p積もっているそうで、一歩登山道から外れるとラッセルになってしまう。この辺りは坪庭と呼ばれているが一面真っ白なので良く判らない。銀世界の中にある一本のトレースをなぞりながら坪庭から森林帯へと進んでいく。森林帯に入ると登山道はジグザグコースとなって一歩一歩高度を上げていく(ワカンが歩きずらい)。天気が良いので段々と展望が広がっていく様を楽しみながら登って行くと、小さな北横岳ヒュッテに到着した。ここで小休止。山頂まであと僅かだ。山小屋のおやじがトレースが狭いから輪カンを脱げと言うので素直に輪カンを脱いで山頂を目指す。一歩づつステップを付けながら北横岳の山頂に到着した。
山頂〜山頂駅
山頂〜山頂からの展望に息を飲む。上州の山々から目の前に立ち塞がる大きな蓼科山、そして南、中央、北のアルプスの山々、雪を被った浅間山、白根山、初めて見る妙高山。実に贅沢な展望だ。後から登ってきた山小屋のおやじが自分の娘を紹介するように山を教えてくれた。そして隣に見える北横岳の最高点までラッセルをしてトレースを付けてくれと頼まれた。おやじは自分達を山男と見込んで頼んだのだろう。そこで我々2人はラッセル隊として新雪に向っていった。腰まで埋まりそうになりながら北横岳最高地点に到着だ。殆どの人がここまでは来ないだろう。復路は自分たちがつけたトレースがあるので難なく歩き、三角点のある山頂まで戻った。ここで食事にしたいが、山頂は凄い風が吹いているので小屋まで戻って食事にしようと山頂からの急な下りを滑り降りながら小屋に到着。ラッセルをしたのに小屋の中へ入るにはお金を取るとおやじが言うので、小屋の外でウドンを煮る。いっぱい入れてしまった天カスにうんざりしながらウドンを食べ終わり下山を開始する。下山途中に天候が悪くなり始め、徐々にガスってきた。本当に山の天気は変わりやすい(私の体調も変わりやすい)。下に見える坪庭がガスに巻かれている。樹林帯の中の登山道を坪庭まで下った頃には少々吹雪いてきた。これぞ冬山という感じだ(なぜか悪天候がうれしい)。坪庭でラッセルの訓練をしてロープウェイの駅まで着いたときには天気は良くなっていた。スキーヤーを載せて上がってきたロープウェイに乗り込み下界まで降りていった。
反省
今回の山行は今迄の一番の積雪量で輪カンを楽しむことができた。またラッセルの厳しさがほんの少し解ったような気がする。あのラッセルを何時間もするのは並大抵じゃ出来ない。まだまだ修行が足りないようだ。