権現山 (浅川峠付近より撮影) |
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山行No | 046 |
山行日 | 1997年11月01日(土) |
天候 | 晴れ |
気温 | |
日ノ出 | 06:02 |
日ノ入 | 16:46 |
最大標高差 | 1022m (権現山1312m→棡原支所前バス停290m) |
コースタイム | 270分 |
570m | 浅川バス停 | 8:50 | ||
↓ 40分 | 45分 | |||
867m | 浅川峠 | 9:35 | ||
↓ 80分 | 96分 | |||
1312m | 権現山 | 11:11 | 〜 | 11:55 |
↓ 45分 | 30分 | |||
1177m | 雨降山 | 12:25 | ||
↓ 45分 | 43分 | |||
909m | 二本松分岐 | 13:08 | 〜 | 13:20 |
↓ 60分 | 60分 | |||
350m | 用竹バス停 | 14:20 | ||
↓ 20分 | 20分 | |||
290m | 棡原支所前 | 14:40 |
行き
中央本線猿橋駅下車。
猿橋駅にて浅川行きのバスに乗り、終点の浅川で下車。
浅川行きのバスは運行数が少ないので注意。
帰り
用竹より上野原行きのバスに乗る。
問い合わせ 富士急都留中央バス TEL0554(22)6600
周辺に駐車スペースは見当たりません。
周辺に日帰り温泉施設は見当たりません。
出発
天気予報で明日の土曜日はやや西高東低の晴れになると言っていた(ついに展望が良くなる季節になりました!)。そこで何処の山に登ろうかとあれこれ考えた末、自称大月三山の一つの権現山に登ろうと、登山口となる浅川までのバスに乗って行く。途中1区間だけ人が乗ってきたけど、後は終点まで貸し切り状態となった。終点の浅川でバスを降りて林道を登って行く。天気は上々で南大菩薩がクッキリと見える。林道から登山道に入り登って行くと広々とした浅川峠に着いた。
浅川峠〜権現山
浅川峠の向こうにはこれから登る権現山が聳えている。展望の利く浅川峠を離れて紅葉が終わり始めた登山道を登って行くと、段々と道が急になってきた。ここまで勾配がきつくなるとカカトの靴擦れが痛みだしたので、坂の途中で靴を取り替えて急坂を登り出す(私のザックにはもう一足靴が入っている)。しばらくするとここまで一本道だった登山道が途中で消えてしまった(道はどこだ?)。たぶん落葉で道が消されてしまったのだろう。考えてもしょうがないので(諦めが早い)道無き道を登って行くことにする。戸倉三山を登った時も道に迷ったが、あの時よりも歩き易く、上へとドンドン登って行ったけど、このまま登山道が発見されなかったらと思うと捜索隊が頭に浮かぶ。必死に感を働かせて(少しは考えろ)尾根上に登山道を発見!ホっとした。そして急登を登りきると権現山の山頂に到着した。
権現山〜雨降山
山頂から見る展望に今までの苦労が報われたと感じた。所々木で見えないがほぼ360度の大パノラマだ。権現山がこんなに展望が良いなんて予想していなかった。夢中で周りの山々へカメラを向け、一通り写真を撮り終えたら目の前大きな三頭山を見ながら食事にする。食べ終わる頃に身体の異変に気が付いた。頭がズキズキしている。そういえば最近風邪気味だったのを忘れて(記憶喪失も併発か?)山に来ていたのだ。それでも展望があるから気にはならず、山頂からの展望を飽くまで眺めていた。写真も撮り終わり下山にする。権現山の山頂からちょっと降りた所に神社が建っている。非難小屋みたいだ。ここから雨降山までは緩やかな道が続き、時々展望も見える気持ちの良い登山道を進んでいく。
雨降山〜
権現山の隣の山である雨降山は電波塔が建っている以外何も無いし、何も見えないので、雨降山から用竹までの高度差約850ートルを下りだす。この下り坂で頭痛が蘇ってきた。一歩一歩降る毎に頭に響いてこれが非常につらく、展望の無い暗い登山道だから余計に頭痛が気になってしまう。痛い頭を抱えて薄暗い樹林の中の二本松分岐まで下ってきた。ここでちょっと一休み。ここまで頑張って降りて来たけど、用竹まではまだまだ降って行かなければならない(まだ用竹まで標高差500m以上ある!)。もう勘弁してほしい。頭が割れちゃうかもしれない。二本松の分岐でどちらの道を降って用竹まで行こうかと考えた。右の道の方が早く着きそうに思えたのでそっちにした(そんなに簡単に決めて大丈夫か?)。竹林の中を縫うように登山道を降って行くとようやく用竹の集落に出て来た。民家の犬が盛んに吠えて威嚇する。健気だけど放し飼いなのでちょっと恐い(無関心を装って、犬の敵意をやわらげる無関心作戦開始!)。天気が良く長閑な雰囲気の用竹集落を降って行き、やっと用竹のバス停に到着した。バスの時間まで1時間もあるので、線をつなげる為に棡原支所前バス停まで歩いて行くことにする(笹尾根からの線をつなぐため)。バスで4分のところを20分かけて歩いた。バス停で待っていると笹尾根を歩いてきたという登山者が話しかけてきた(実によく喋る人)。すこしは気晴らしにはなったけど、頭痛は弱まる気配を見せないので、ちょっと苦痛。やっと来たバスに乗り上野原より帰路についた。
反省
今回の山行は、前半は展望も良く気持ちが良かったけど、後半は頭痛で非常に辛かった。もう直ぐ子供も産まれるし、しばらく静養して風邪を直そうと思う。