岩殿山 (高川山より撮影) 後ろは百蔵山と権現山

                       


                          

山行No
山行日
天候
気温
日の出
日の入
最大標高差
コースタイム
山で会った人
メンバー
045
1997年10月25日(土)
晴れ
稚児落とし22℃
05:55
16:55
324m(大月駅310m→岩殿山634m)
165分
4人
単独行
310m 大月駅 6:20
↓ 15分 20分
360m 登山口 6:40
↓ 40分 44分
634m 岩殿山 7:24 7:30
↓ 20分 23分
465m 筑坂峠 7:53
↓ 40分 52分
590m 天神山 8:45
↓ 20分 25分
590m 稚児落とし 9:10 9:25
↓ 30分 28分
380m 浅利バス停 9:53

                       

中央本線大月駅下車。

問い合わせ JR東日本 http://www.jreast.co.jp

                    


                               

周辺に日帰り温泉施設が見当たりません。


                            

出発前
 今回はどこの山に登ろうかと散々迷った。天気や展望の良し悪し、靴の調子、身体の調子などを総合的に考えて秀麗富岳十二景に選ばれた大月の岩殿山にようやく決定した。

登山口〜岩殿山
 久々に電車に乗って大月駅へ。駅に着く頃に日はすっかり昇っていた。大月の商店街を抜けて岩殿山の登山口を目指して歩いていくと、目の前に大きな鏡岩が見えてきた。何年か前に岩殿山を登った時は岩殿城跡を見るつもりだったので鏡岩が大きな城壁に見えたけど、今回は城壁には見えず立派な岩壁として目に映った。登山口から山頂までは舗装してある登山道が続いている。ちょっと登った所が丸山公園となっていて、城郭風の資料館が出来ていた。丸山公園から更に登っていくと少し雪が積もっている富士山がうっすらと見えてきた。今日は視界が良くないのできれいに見えずに残念。大きな鏡岩の横を九鬼山や高川山を見ながら登山道を登って行くと岩殿城址である山頂に到着した。

岩殿山〜稚子落し
岩殿山の山頂はTV中継アンテナの建っている本丸跡だ。本丸跡で小休止した後、岩殿山から下って筑坂峠に向かう。筑坂峠への道はやっと山道らしい登山道になった。所々紅葉で色付いた木々の間を抜けながら筑坂峠まで降りると、今度は天神山へ向かって再び登りが始まる。ひと登りすると予期していなかった鎖場が出現。高さは無いけど足場の少ない難しい鎖場だ。何個所か鎖場をクリアしたら下方に中央高速が見えている兜岩の頂上に出た。兜岩で休止したら天神山に向かって歩きだす。樹木で覆われた暗い登山道を登って行くと送電線の塔が立っているピークらしいところに出た。たぶんこれが天神山のピークなのだろう。気をつけていなければ通り過ぎてしまうところだ。ちょっと下がったところに祠があったので、これが天神山の名の由来かもしれない。天神山から下って行くと前方に視界の開けている所が見える。そこまで登ってみると目の前に稚子落しと呼ばれる大岩壁が広がっていた。

稚子落し〜

大体高い所は平気な方だが、この大岩壁には足が竦んだ。さらに稚子落しの大岩壁の頂上まで登ってみる。さすがに下を見下ろすことなんて出来ない。大月にこんな岩壁があったなんて驚きだ。気が済むまで岩壁を眺めたら下山する。浅川集落まで下って民家の間の道を抜けると吊り橋が掛かっていた。その吊り橋を渡って一般道を歩いていると、1日に何本も走っていないバスに運良く乗れた。これで楽して大月駅まで行くことが出来た。大月駅にはあの列車衝突事件の「特急あずさ」らしい車両が止まっていた(所々壊れている箇所があった)。中央本線に乗り高尾に向かっている途中、なんと切符が無い!しょうがないので高尾駅で運賃を支払い京王線に乗った。どこで無くしたのか考えていたら今度は京王線の切符が無い!自己嫌悪に落ちる。南平でまた運賃を支払った。

下山後
 今回の山行は登山靴を履き替えずに全行程歩くことが出来た。しかし靴のベロの長さが違うのが気に掛かる。それに歩くと左側だけギシギシと音がする。今度石井スポーツに見せに行こう。こんな調子じゃいつまでたっても靴が馴染みそうにもない。