瑞牆山 (金峰山より撮影) |
||
山行No | 041 |
山行日 | 1997年09月20日(土) |
天候 | 晴れ後くもり |
気温 | 瑞牆山9℃ |
日ノ出 | 05:27 |
日ノ入 | 17:42 |
最大標高差 | 720m (瑞牆山荘1510m→瑞牆山2230m) |
コースタイム | 280分 |
山で会った人 | 多数 |
メンバー | 兄・テラさん |
1510m | 瑞牆山荘 | 6:10 | ||
↓ 50分 | 60分 | |||
1810m | 富士見平小屋 | 7:10 | 〜 | 7:20 |
↓ 30分 | 25分 | |||
1800m | ヤナギ坂 | 7:45 | 〜 | 7:55 |
↓ 90分 | 100分 | |||
2230m | 瑞牆山 | 9:35 | 〜 | 11:20 |
↓ 50分 | 85分 | |||
1800m | ヤナギ坂 | 12:45 | 〜 | 12:58 |
↓ 30分 | 22分 | |||
1810m | 富士見平小屋 | 13:20 | 〜 | 13:30 |
↓ 30分 | 30分 | |||
1510m | 瑞牆山荘 | 14:00 |
中央自動車道韮崎ICを降りたらT字路を左折。
1.5キロ程進んだ中学校前の交差点を右折すると、国道141号線になります。
2キロほど先の駒井を右折して、増富ラジウムラインを増富方面へずっと進む。
増富温泉を通り過ぎ、みずかき山リーゼンヒュッテを越したら、
道は二手に分かれるので、左の林道を進む。
しばらくすると、瑞牆山荘に着きます。
瑞牆山荘となりの駐車場
約100台駐車可
増富ラジウム温泉 増富の湯
所在地:山梨県北巨摩郡須玉町比志6438
TEL:0551−20−6500
駐車場:80台
営業時間:10時〜20時
入浴料:1000円
泉質:含二酸化炭素−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉
種類:大浴場、源泉槽、薬草湯、ハーブ湯、サウナ
コメント:
オススメ度:
出発前
今回の山行は八甲田山に登る予定だったけど、計画が流れて瑞牆山に登ることになった。登山口である瑞牆山荘まで車で行き、山荘前の駐車場にて朝まで仮眠を取る。しかし朝起きてみると、とっくに日の出時間は過ぎていて寝過ごしてしまった(またやってしまった!)。慌てて出発の用意をして、予定より40分遅れて瑞牆山荘を出発した。
瑞牆山荘〜瑞牆山
鬱蒼とした樹林帯の中を進んで行くと小さな神社が建っており、道は行き止まりになってしまった。どうやら神社の参道に誤って入ってしまったようだ。元の登山道まで引き返す羽目に。無駄な労力を使わせてしまった。(これからは道を間違わないように気を引き締めて登らなければ)。しばらくすると小屋の屋根が見えてきて、多くの人が休憩している富士見平小屋に着いた。小屋の前で一休みした後、瑞牆山目指して歩き出す。小さなアップダウンを繰り返していると、木々の間から瑞牆山が見えるようになる。鬼でも棲んでいそうな凄い形相で、あの岩山の頂上に早く立ってみたいと気がはやる。小川山への分岐を過ぎ、天鳥川の上流を越えると、いよいよ急登が始まる。梯子やロープを使って登ったり、急勾配な登山道を進んで行くと、何だか腹の調子が悪くなってきた。ギュルゥゥゥーと腹が鳴る。やばい状態になってしまったようだ。二人に言うと「野グソしてこい」と言うのは判り切っているから、休憩中に正露丸をどうか効いてくださいと祈るように飲んだ。しばらく登って行くうちに、祈りが通じたのか腹の調子が良くなってきてホッとした。急勾配を登っていると何度か顔を合わせたおばちゃんグループに「若いのに私達とペースが一緒ね」などと訳分からない事を言いやがった。ムっと来たが気にせずペースを守ろうとした。だけどあの言葉が頭にこびり付き、徐々にペースが速くなってしまう。苛々しながら冷静になろうと勤めるがムカついてしょうがない。そんな苛々も頂上に着いたら消えてしまった。2230m瑞牆山の頂上に立った。
瑞牆山〜瑞牆山荘
岩の上の頂上はすごい高度感で今まで急登を登ってきた苦労が報われる。台風一過で空気が澄んでいると思っていたけど、それほどでもなかった。南アルプスや富士山はガスで見えなかったが、雲の切れ間から金峰山や赤岳が顔を見せてくれた。今日の食事は飯盒でご飯を炊き、ドライフード食品を作ってみたが、これが結構美味しかった。山頂で幸せの一時を過ごした後、下山を開始する。往路の急登を下って行くと、よくぞこの急勾配を登って来たなぁと思う。天鳥川までやっと降りてきて一休み。ここまで降りてくるのに結構疲れた。そして小川山の分岐まで登り返し、富士見平小屋を通過して登山口の瑞牆山荘まで降りてきた。駐車場に戻るとあのおばさん達がいた。そして一言。「随分ゆっくりだったのねぇ」。充実感で一杯だった気持ちが吹き飛んでしまった。年寄りの体力自慢にはウンザリだ。
下山後
今回の山行は瑞牆山に登った充実感よりも、おばさん達の嫌味が心に残った。人それぞれの登り方があるのに、それを否定するような発言は許せない!自分の体力の限界を知らないああいうおばさん達が山で遭難して、皆さんに迷惑をかえるんだ!この悔しい思いを忘れずに、自分がオヤジになっても体力自慢をするオヤジに絶対ならないと決心した。