千頭星山 (大西峰より撮影) |
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山行No | 040 |
山行日 | 1997年08月30日(土) |
天候 | 晴れ時々くもり |
気温 | |
日ノ出 | 05:11 |
日ノ入 | 18:12 |
最大標高差 | 489m (広河原1650m→千頭星山2139m) |
コースタイム | 320分 |
山で会った人 | 10人くらい |
メンバー | 単独行 |
1650m | 広河原 | 5:12 | ||
↓ 30分 | 16分 | |||
1731m | 甘利山 | 5:28 | 〜 | 5:35 |
↓ 120分 | 94分 | |||
2066m | 大西峰 | 6:59 | ||
↓ 30分 | 30分 | |||
2139m | 千頭星山 | 7:29 | 〜 | 8:05 |
↓ 30分 | 21分 | |||
2066m | 大西峰 | 8:26 | ||
↓ 90分 | 46分 | |||
1731m | 甘利山 | 9:12 | 〜 | 9:24 |
↓ 20分 | 12分 | |||
1650m | 広河原 | 9:36 |
中央自動車道甲府昭和ICを降りたら国道20号線を韮崎方面へ。
竜王町や双葉町を過ぎて韮崎市へ入り、韮崎市役所を右手に見たら武田橋の交差点を左折し、
釜無川を渡る。橋を渡ったらそのまま直進して、鍋山下を左折し、
約500mほど先にある甘利山入口を右折して甘利山公園線をひたすら進んでいく。
未舗装のダートもあるので、慎重に林道を登っていくと、広河原となります。
広河原
約50台駐車可
売店があります。
釜無川レクリエーションセンター
所在地:山梨県中巨摩郡竜王町西八幡4268−6
TEL:055−276−1151
駐車場:30台
営業時間:10時〜17時
入浴料:500円
泉質:ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉
種類:大浴場
コメント:
オススメ度:
出発前
初めての月4回目となる今回の山行は、鳳凰山の前衛山である千頭星山に登ろうと決定した。前から気になっていた山で、展望の時期にはまだ早いのが気がかりだが、韮崎ICより林道へと入っていった。
広河原〜甘利山
駐車場となる広河原に着き、朝まで睡眠を摂ったら日の出と共に出発開始。登山口で「猿出没注意!」と書いてある看板があった(猿とは驚いた・・・)。猿に注意しながら登り始めるが、登山道を歩いていても物音に神経質になり、猿の脅威を感じながら登っていくと、あっという間に甘利山の山頂した。
甘利山〜千頭星山
広い山頂には高山植物が咲き乱れ、その向こうにはこれから目指す千頭星山の頂上が高い所に見えている。甘利山は帰りにも寄るので、ひと休みしたら出発する。甘利山を下っていくと鞍部の向こうに奥甘利山が見えるが、その山を越していくことになる。甘利山を鞍部まで下ったら奥甘利山への急登が始まる。流れる汗を拭いながら一歩一歩登って行き、頂上付近まで来ると道は緩やかになり、高山植物で一杯の奥甘利山に着いた。山頂までの道は無いので行くことは出来ないので、山頂部分を巻いて鞍部まで下って行くと広々とした草原になっていた。うっすらと八ヶ岳が見える。さてここからが正念場となる千頭星山への急登が始まる。ゆっくり花でも眺めながら一歩一歩高度を稼いで1時間程登っていくと、大西峰の分岐に着いた。ここの分岐から千頭星山の山頂までは、なだらかな稜線が続き、高山植物が咲き、明るく展望も良い今回のハイライトである。ここまで登って来た甲斐があったというもの。ヤナギランの咲く登山道を気分良く歩いていると、ここよりも遥かに高い山が見え、地図を広げて確認すると鳳凰山の薬師岳であることが判った。地蔵岳のオベリスクは残念ながら見えないが、ウキウキしながら千頭星山の頂上に到着した。
千頭星山〜広河原
山頂は木が生い茂って展望は得られないので、カップラーメンの貧しい食事を済ましたら往路を引き返す。さっきまで見えた薬師岳は雲に隠れて見えなくなってしまった。明るくて高山植物の咲く登山道を大西峰まで戻り、甘利山までグングン高度を下げて降りてくると次々に登山者が登ってきた。人に出会うともう猿の脅威など感じなくなる。甘利山から広河原まで往路とは違う下って行くと、あっという間に駐車場がある広河原に到着した。車で林道を下っている途中、大ハプニングが発生!狭い林道でダンプカーとすれ違う時に脱輪してしまったのだ。ダンプの運ちゃんにも助けられて何とか脱出して韮崎にある幸福温泉へ向かった。だけどいくら捜しても幸福温泉が見つからない。1時間程捜しても見つからないので駅に聞きに行ったが、無人駅だった。ようやく見つけた駐在所いた地元のアンちゃんに温泉の場所を教えてもらい、イザ行ってみると本日休業になっていた。もう力が抜けて温泉に入らず家まで高速を飛ばして帰った。
下山後
今回の山行は雨が降らずに気持ちの良い登山が出来た。千頭星山は思ったよりも良い山で、稜線に咲くヤナギランの群生は忘れられない。また薬師岳を間近に見られた収穫も大きい。いつもの単調な登山道が、高山植物のお陰で楽しみながらも登れた。しかし良い事ばかりではない。車を脱輪させてしまったので、点検に出さなくなった。ちょっとした不注意が失敗の引き金になるので、気を引き締めて運転しよう。