石老山 (扇山より撮影 |
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山行No | 030 |
山行日 | 1997年03月29日(土) |
天候 | くもり |
気温 | 石老山9℃ |
日ノ出 | 05:32 |
日ノ入 | 18:00 |
最大標高差 | 489m (石老山入口205m→石老山694m) |
コースタイム | 200分 |
山で会った人 | 10人くらい |
メンバー | 単独行 |
205m | 石老山入口バス停 | 6:50 | ||
↓ 40分 | 30分 | |||
365m | 顕鏡寺 | 7:20 | 〜 | 7:23 |
↓ 35分 | 23分 | |||
560m | 融合見晴台 | 7:46 | 〜 | 7:50 |
↓ 35分 | 28分 | |||
694m | 石老山 | 8:18 | 〜 | 9:10 |
↓ 40分 | 35分 | |||
550m | 大明神展望台 | 9:45 | 〜 | 9:55 |
↓ 30分 | 26分 | |||
295m | 箕石橋 | 10:21 | ||
↓ 20分 | 17分 | |||
230m | ピクニックランド前バス停 | 10:38 |
行き
中央本線相模湖駅にて下車。
相模湖駅より三ヶ木行きのバスに乗り、石老山入口下車。
三ヶ木行きは、底沢、千木良経由のバスもあるので注意。
帰り
ピクニックランド前より相模湖行きのバスに乗る。
問い合わせ | 神奈川中央交通 | http://www.kanachu.co.jp |
JR東日本 | http://www.jreast.co.jp |
藤野やまなみ温泉 藤野やまなみ温泉
神奈川県津久井郡藤野町牧野4225−1
TEL:0426−86−8073
駐車場:80台
営業時間:10時〜20時
入浴料:3時間600円
泉質:ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物温泉
種類:大浴場、源泉湯、サウナ、露天風呂
コメント:
オススメ度:
出発前
前回の山行から約50日後の今回の山行となってしまった。間が開いてしまったのは天気が悪かったせいもあるが、一番の原因は体調の不良だ。まだ回復はしていないが、毎月登山の記録を途切れないように歩行時間の短い石老山に登ろうと電車に乗り込んだ。
登山口〜顕鏡寺
相模湖駅発6:40分のバスに乗って登山口である石老山入口へ。もうすっかり太陽が昇って明るくなったバス停から登山口へ向かうと、思ったよりも大きい石老山が目の前に見えてくる。青い建物の相模湖病院の裏の登山口から山へ入っていき、登山道を少し登ったら大きな不動岩があり、左に廻り登った所に屏風岩がある。そして馬の蹄の跡や馬の寝た跡があるといわれる駒立岩があるが、見た所、蹄らしい穴は見つかったが、馬の寝た跡は分からない。その岩の裏でガサガサ音がするので恐る恐る近寄ってみると、急に大きなキジが2羽バサバサと音を立てて飛んでいき、ビックリした(それも相当ビックリした)。力試岩や文珠岩を過ぎると石老山の名前の由来である石老山顕鏡寺に到着する。
顕鏡寺〜石老山
お寺のそばに蛇木杉と呼ばれる大きな杉がある。お寺の脇を更に登って大きな蓮華岩を過ぎると弁慶の力試岩といわれる吉野岩があり、中央に拳の跡が2つ空いている。昔の人は本当に弁慶が空けたものと信じていたのだろうか(でも嘘とは言い切れない)。この辺りから何だか少し気分が悪くなってきて、胃の辺りが気持ち悪くて戻しそうになる。もう少しで山頂なのでがんばって登り始める。奥の院を過ぎてから道は急になり、少し登ると山から飛び出しているような八方岩へと出る。岩の上に立つと八方が見渡せるようだが、天気はあまり良くない。八方岩からひと登りでベンチのある融合展望台に着いて一休みする。ここは展望台というより休憩所のような所で展望があまり良くないがトイレは設置されている。融合展望台から道は緩やかになり始め、ヒノキの植林地を登っていくと小さなピークに着く。ここが山頂かなと思ったが富士山が見えないので違うようだ。ピークを下ると木段の道が上へと続き、それを登って行くと向こうにまだ雪の被っている白い山がチラチラ見えてきた。何だろうと考えながら木段の道を登っていくと石老山の山頂に到着した。
石老山〜相模湖ピクニックランド
山頂に着いてビックリ。あの雪山は丹沢山塊だったのだ。こんなに丹沢を間近に見るのは初めてで、さすが日本百名山だけあって立派な山だ。山頂にて朝食にしようと思っていたが、気分が良くないのでお湯を沸かして紅茶だけ飲んだ。今回の山行から念願の双眼鏡を用意してきたので、それで富士山を覗くと予想外のド迫力で、丹沢を覗くと山小屋まで見える。遠い北岳もクッキリと見えて、いいオモチャを手に入れた。紅茶を飲みながら展望を楽しんでいると寒くなってきたので、下山を開始する(人並み以上に汗をかくので、休憩時の冷え込みは人一倍)。山頂から下る登山道は明るくて秋山方面が見渡せるので気分良く下っていくと(さっきまでの気分の悪さはどこにいった?)、大明神展望台に着く。この展望台は鉄製で、高尾山から丹沢までグルリと見渡すことが出来る。今日一番の展望が得られ、夢中になってパノラマ写真を撮る。この大明神展望台からは展望のない暗い登山道を黙々と下って行くと相模湖の渡し船の発着所だ。船に乗って相模湖駅まで行くのも良いかなと思ったけど、船の時間が合わないし、変な男が一人で渡し舟に乗るのもどうかなと思ったので、相模湖ピクニックランド前まで歩いて行って、そこからバスに乗って相模湖駅へと戻っていった。
下山後
今回の山行は天気の割には空気が澄んでいたので展望も楽しめたし、登山道も変化に富んでいたので、予想以上に楽しい山行となった。身体の調子はあまり良くないが、徐々に身体を慣らしていこうと思う。それにしても帰りのバスの運転手は不愉快にさせてくれる。