高川山 (百蔵山より撮影) |
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山行No | 024 |
山行日 | 1996年12月07日(土) |
天候 | 晴れ |
気温 | 高川山5℃ |
日ノ出 | 06:37 |
日ノ入 | 16:28 |
最大標高差 | 561m (高川山976m→禾生駅415m) |
コースタイム | 155分 |
山で会った人 | 3人 |
メンバー | 単独行 |
420m | 初狩駅 | 6:35 | ||
↓ 30分 | 20分 | |||
580m | 椎茸ほだ場 | 6:55 | 〜 | 7:00 |
↓ 60分 | 55分 | |||
976m | 高川山 | 7:55 | 〜 | 9:05 |
↓ 40分 | 50分 | |||
480m | 古宿分岐 | 9:55 | ||
↓ 25分 | 17分 | |||
415m | 禾生駅 | 10:12 |
中央本線初狩駅にて下車。
大月止まりの電車があるので注意。
問い合わせ | JR東日本 | http://www.jreast.co.jp |
登山口となる椎茸ほだ場付近に2〜3台分の駐車スペース有り
出発
大菩薩縦走計画も終わって今回は、中央本線沿線の山に登ってみようと思い、まず回りの地理を把握するために展望の良い山にしようと高川山を選んだ。この山は標高1000mにも満たないが、360度の展望が得られる山として人気があるらしい。
久しぶりに電車で出発し、登山では初めて中央本線に乗って初狩駅へと向かう。電車の中はやはり殆どが登山者だった。前回の登山の到着地であった初狩駅から今日はスタートして、民家の間を通り、墓地脇の道路を歩いていくと、放し飼いの犬に見つかってしまった。ここで気にするとヤツは追いかけてくると思い、内心ヒヤヒヤながらも無関心を装って歩いていくと、どうにか犬をやり過ごすことが出来た。
登山口〜高川山
道路の行き止まりが椎茸のほだ場となっており、もの凄い数の椎茸栽培をしている。後ろを振り返ると朝日に照らされた大きな滝子山が見えて、前回あの頂上から降りてくるのに2時間半も掛かった事は納得できる。熊注意の看板が立っている登山口より登山道をしばらく登って行くと、男坂と女坂とに分かれる分岐となり、女坂は崖崩れしている所があるらしいので男坂を登ってみる。さすが男坂と名の付く坂らしく、急で歩きづらい道を登って行くと、ロープが張ってある急登となり、そのロープを伝って黙々と登ると、明るい高川山の山頂に到着した。
高川山〜禾生
山頂にはすでに富士山にカメラを向けている人がいた。さすが秀麗富岳12景に選ばれた高川山だけあって富士山が本当に綺麗に見える。それに360度の展望も素晴らしく、北から雁腹、黒岳、大きな滝子山、遠くに鳳凰山、間ノ岳、西には先の尖った鶴ヶ鳥屋山、三ツ峠山、そして富士山。南には御正体山、ギザギザした今倉山、遠くに大室山、東には近くに九鬼山、雲海から顔を出す百蔵山と扇山、そしてうっすらと陣馬山。360度の展望は金峰山以来だろう。駅から歩いて1時間半でこの展望に会えるので、この山が人気が高いのも納得できる。やはり山はこの季節が一番いい。食事を済ませてからゆっくり展望を楽しんだら下山を開始する。落ち葉がいっぱいの薄暗い登山道を下っていくと、足下でガサっと何かが動いた。驚いて見てみると何とヘビがこっちを見ている(ヤマカカシ)。咬まれなくてよかった。更に下っていくと道は車が通れる程の広さをなり、古宿まで下っている途中で、さっき山頂にいたおじさんが車中から禾生駅まで乗せていってくれると言ってくれたが、私は線をすなぐ目的があったので丁重にお断りした(ありがとうございます)。優しいおじさんの折角の好意に申し訳なく思う。登山道の脇に熊注意の看板があり、高川山には3頭のツキノワグマが生息しているそうで、登山者に注意を呼びかけている。古宿にて道は二手に分かれて禾生駅へ向かっていると、すれ違う人何人もの登山者に「もう降りてきたの?早いね〜」と何度も言われ、こんなに何度も言われたのは初めてだ。奥多摩の人より暖かい人が多いのかな。そして富士急の禾生駅に到着し、車内にジュースの自動販売機が設置されている2両編成の電車に乗り込む。大月駅にて中央本線に乗り換えて高尾へ向かう車内では高校生が寝そべって騒いでいたので、非常に不愉快な思いをした。午後12時半頃に家に着いた。
下山後
今回の山行は久しぶりに電車で山に行った。朝早く電車を乗り継いで山に行くのが、自分らしい山登りなんだなと感じた。今まで毎月山に登っていたのに、久しぶりに山に登ったような感じがした。やはり私にとってこれが性に合っているのだろう。中央本線沿線の山は楽しそうで、ちょっとハマったかも知れない。