棒ノ折山
(権次入峠付近より)

                       


                          

山行No 011
山行日 1996年04月27日(土)
天候 晴れ
気温 奥茶屋キャンプ場10℃ 棒ノ折山23℃
日ノ出  4:55
日ノ入 18:24
最大標高差 719m (川井駅250m→棒ノ折山969m)
コースタイム 340分
山で会った人 20人くらい
メンバー 単独行

250m 川井駅 5:45
↓ 50分 40分
330m 上日向 6:25
↓ 30分 28分
410m 奥茶屋キャンプ場 6:53
↓ 90分 77分
969m 棒ノ折山 8:10 9:06
↓ 30分 24分
842m 黒 山 9:30 9:33
↓ 70分 80分
740m 名坂峠 10:53
↓ 20分 36分
310m 大丹波 11:29 11:35
↓ 50分 35分
250m 川井駅 12:10

                       

中央線立川駅にて青梅線に乗り換えて、川井駅にて下車。
青梅止まりの電車もあるので注意。
                 

問い合わせ:JR東日本 http://www.jreast.co.jp


                    

奥茶屋キャンプ場
約10台駐車可
駐車する時は、キャンプ場の許可を得てからにしましょう。
キャンプシーズンの駐車は、たぶん無理だと思います。
名栗湖側の登山口付近に6台分の駐車スペースがあります。


                               

さわらびの湯
埼玉県入間郡名栗村大字下名栗685
TEL:0429−79−1212
駐車場:150台
営業時間:10時〜18時
入浴料:3時間800円
泉質:アルカリ性単純温泉
種類:大浴場、打たせ湯、かぶり湯、サウナ、野外ジャグジーバス
オススメ度:


                            

出発〜奥茶屋キャンプ場
 今回の山行はベトナム旅行を間に挟んでいるので、前回の山行から7週間ぶりの山行となってしまった。体調はあまり良くないが、山恋しさのあまり来てしまった。
いつもの豊田始発に乗って青梅線の川井駅へ。久しぶりに乗るこの電車だが、ずいぶん日の出が早くなっているのには驚いた。5:45分に小さなホームの川井駅に着くと、去年車で通ったことのある車道(友達とキャンプに行った)を歩いていく。冬だったらまだこの時間は真っ暗で車も通らないだろうが、今ではキャンプか、釣り客らしい車が何台も追い越していく。上日向を過ぎて約1時間後、登山口となる奥茶屋キャンプ場に到着した。

奥茶屋キャンプ場〜棒ノ折山
ここからが山道となる。わさび畑の脇を進んで急な坂道を登っていくが、薄暗い山道をひたすら登るだけで、ハッキリ言ってつまらない。気分も悪くなってきて(吐きそう)何度も引き返そうかと思った。久しぶりの山行でペースが乱れたのかもしれない。約1時間程ただキツイだけの道を登っていくと急に明るくなり、やっと山頂に到着した。誰もいない広い山頂でお湯を沸かして、おにぎりと味噌汁の食事にする。展望は開けているがガスが薄く掛かっているので、遠くの山がハッキリ見えない。空気が澄んでいたら谷川岳や男体山が見えるはずだが、あいにく手前の奥武蔵の山々が見えるだけである。それでも今まで奥多摩の山ばかり見てきたので、間近の奥武蔵の山を見るのは初めての経験だ。奥多摩も良いが、奥武蔵も面白そうな山だ。1時間程山頂で過ごしたら下山を開始する。

棒ノ折山〜名坂峠
階段状になっている道を下ると権次入峠となる。この辺りで棒ノ折山方面を振り返ると、大岳山から川苔山方面が見渡せる。権次入峠にて名栗湖へのルートを分けてから30分程進んでいくと黒山の山頂に到着。小さな山頂でベンチが2つ置かれており、回りは木々で遮られて展望は利かない。ここできれいな女性の登山者がいたが、こんな山の中で女性と二人きりになってしまうと、何となく気を使ってしまい居心地が良くない。その女性もそう感じたのかそそくさと行ってしまった(怪しい男に見られたか?)。黒岳の狭い山頂を後にして20分程すると見晴らしの良い所にでた。目の前には大きな空間が広がって思わず吸い込まれそうになる。ここから朝登ってきた車道も見える。こういう風景を体験できるのは、ここまで一生懸命登ってきた登山者だけの特権だ(ちょっと優越感)。展望を楽しんだ後、名坂峠へ向かう。途中いくつものピークを越えたりしながら先へ進むが、何度もアップダウンを繰り返していると名坂峠を通り越しているような気がして心配になる。もし通り越してしたら、だいぶコースが変更になってしまうが、そんな心配を吹き飛ばす「名坂峠」とはっきり書いてある道標が立っていた。


名坂峠〜川井駅
ここから稜線を外れて大丹波まで下っていく。この道は一般ルートではないので要注意だ(地図では点線になっている)。戸倉三山のこともあるのでルートを探しながら慎重に降りていく。でもこのルートは意外に分かりやすく、しっかりトレースがついていたので迷うことなく無事に大丹波に着いた。しかし夏はヤブがうるさくなりそうなので、やはり夏は少々危険になるかも知れない。ガイドブックによるとこの道を下るのに20分と書いてあったが実際には35分かかってしまった。20分では絶対無理降りてこられない(・・・たぶん)。大丹波からバスに乗ろうかと思うが、川井駅までは自由乗降区間なので歩いていくうちにバスが来たら乗ればいいと思い、時々後ろを振り返りながら進んでいくとバスが来ないまま川井駅まで歩いてしまった。どうやらバスの時刻表を読み違えたらしい。大丹波のバス停でバスを待っていたら、何時間も待っていた羽目になっていたかも知れない。


下山後
今回の山行のポイントは3つ。まず棒ノ折山に登る道がきつくてつまらなかったこと。棒ノ折山に登るにはやはり名栗湖から登るのが無難だろう。そして名坂峠への途中にて素晴らしい展望が得られたこと。それに今回から新しいザックを使用したことだ。

棒ノ折山からの展望写真